A Tale of Two Cities の感想

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参照データ

タイトルA Tale of Two Cities
発売日2010-12-01
製作者Charles Dickens
販売元Public Domain Books
JANコード登録されていません
カテゴリLiterature & Fiction » Authors, A-Z » ( D ) » Dickens, Charles

購入者の感想

小学生時代に翻訳で、大学時代にダイジェスト版で読んだが、原作には触れていなかったので一回はと思い読んでみた。他に娯楽が無かった時代の作品は書き込みが多く、現代文に慣れている私には少々うるさく感じるが、フランス革命を舞台に英仏間の関係とロマンスを織り込んであり、面白く読めた。

極悪非道なテヴレモンド侯爵兄弟の秘密を知ったために無実の罪を着せられ、18年間バスティーユに投獄されていた医師マネット。釈放された彼は、娘のルーシーと共にロンドンに戻り平和な生活を始める。そんな時、テヴレモンド侯爵の甥・チャールズと、彼に瓜二つの弁護士・シドニーがフランスからロンドンにやって来る。やがてルーシーは2人と出会い、複雑な恋に落ちていく。・・・
フランス革命時代のパリとロンドンの二大都市を舞台に繰り広げられる歴史ロマン。貧民の視点から描いたことで知られるディケンズだが、こういう壮大な歴史ロマンも書ける人なのかと思った。自由・平等・博愛とは何かということを深く考えさせられたし、貴族の傲慢、民衆の凶暴性という真実の姿を鋭く描いている。

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