「なぜか売れる」の公式 の感想

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タイトル「なぜか売れる」の公式
発売日販売日未定
製作者理央 周
販売元日本経済新聞出版社
JANコード9784532319540
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » マーケティング・セールス » 一般

購入者の感想

分かりやすく、ざっくりマーケティング諭が事例で分かる。

分厚いマーケティング大全系よりも好き。

タイトルが「なぜか売れるの公式」とあったので、期待して買ってしまいましたが、

タイトル負けの駄本にしか思えませんでした。

コトラーの著作をはじめ、その関連本ですでに指摘され、書かtれているだけの内容を薄くさらっただけで、

著者のオリジナルな視点、実践的考察はありません。

マーケティングの実務に関わったことのない人が、さまざまな書物からチョイスした事例で、

マーケティングの知識を評論家的にもっともらしく語るという机上の空論レベルの内容でした。

中学生向けに語るなら、マーケティングの入門編として、こんな程度でもよいかと思われますが、

ビジネスの最前線にいる社会人に向けて、このレベルでは、ビジネス雑誌や週刊誌など得ている知識以上のものは

得られません。読者に失礼というべきです。

冒頭に実例として挙げた「売れない商売」についての回答もなく、「結局売ることってのは難しいでしょ、商売って大変でしょ」

というだけの、総論で逃げています。

選択肢が多過ぎると、お客は選べなくなるなども当たり前の話で、シーナ・アイエンガー教授のジャムの実験などで

おなじみの話です。そば屋でなぜ「天ぷらそば」をアピールすべきなのか、その具体的回答もありません。

コトラーの簡易解説本を読んだほうが、はるかにマーケティングの要諦はわかるでしょう。

成功や失敗の実務経験もなく、学者としての分析眼もないのでは、他人の本のパクリで終わるだけなのだと思い知らされました。

「マーケティング」、このやっかいな言葉。
マーケティングを日本語を使って一言で表すと、
どんな言葉になるでしょう?

守備範囲が広く、定義も曖昧であやふやなマーケティングを
この本では、8頁目で言い表しており、
それを軸に話が展開するので、その後の理解がスムースになります。

そして、マーケティングに限らず、ビジネスをする上における、
広範な言葉や事例がさりげなく、まるで百科事典のように、たくさん登場します。
とても大事と思われることが、あちこちに書かれているので、
きっと、私が気づけなかったことがもっと多く散りばめられているのだと思います。
その意味では、長い時間を掛けて、何度か繰り返して読むと、
その度に新しい発見があることが期待できる内容です。

ただ、いずれにせよ、読んで勉強するだけでは良しとしていません。
如何にして実践するか? が大切になると主張されています。
やり方をまねずに、考え方を学び、そして、行動する。

自分の信念や価値観をちょっと脇に置いて、顧客の、あるいは他者の目線で考えてみる。
そこから、新しい地平が開けていくのだと感じました。

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