山口晃 大画面作品集 の感想

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参照データ

タイトル山口晃 大画面作品集
発売日販売日未定
製作者山口 晃
販売元青幻舎
JANコード9784861523670
カテゴリジャンル別 » アート・建築・デザイン » コンテンポラリーアート » 現代美術

購入者の感想

大きい画面でじっくり山口さんの絵を見たかったので、見開きになっていたりして見ごたえがありました。それでも小さいところはルーペで細部を鑑賞して、面白さを堪能しています。

『山口晃作品集』(東京大学出版会 ・2004年) が懐かしい…
サイズの制約から、なんと「ルーペしおり付き」でしたね。
あれから、ポスト・カード本の『山口晃が描く東京風景―本郷東大界隈』(東京大学出版会・2006年)、
アサヒビール大山崎山荘美術館で開催された展覧会の図録『さて、大山崎』(光村推古書院 ・2009年)。

いよいよ、満を持して『大画面作品集』が出版されたことに、
一ファンとして欣喜雀躍したのはいうまでもありません。
「平成の絵師」、「現代アートの旗手」、『「次世代を担う新鋭」…
山口 晃氏を賛辞する表現は数多ありますが、
本人はご自身を形容するのに「お絵かき少年」と称されています。
謙虚にして驕らず。
鋭い感性と論旨が冴える日本美術史論『ヘンな日本美術史』(祥伝社 ・2012年)でも覗えるように、
山口氏は、芸術家である前に「教養人」であることは作品を見れば明白です。

「洛中洛外図屏風」にインスパイアされた山口氏の諸作品は、まこと、たまらぬものなり。
大和絵絵巻の「吹抜屋台」(屋根や天井などを省略する手法)を巧みに自家薬篭中のものとされ、
空間の中に時間を圧縮しながら、 永遠の「お絵かき少年」として、見るものを存分に愉しませてくれます。
精密な描写に思わず、時を忘れるほど引き込まれてしまいます。
今回の『大画面作品集』は、その意味で申し分のないサイズです。

学生時代に住んだ家賃3万8千円のアパートを、こよなく愛する山口氏。
そのアパートは、現在はアトリエとして使用し続けておられます。
携帯電話もメールアドレスも持たない「教養人」の仕事場は、東京のとある寺町にあるとか。

これまでの山口ワールドの集大成。オススメせずにはおられません!

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