純米酒を極める (知恵の森文庫) の感想

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参照データ

タイトル純米酒を極める (知恵の森文庫)
発売日2011-01-12
製作者上原 浩
販売元光文社
JANコード9784334785727
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購入者の感想

日本酒の置かれた背景。
本物の日本酒とは。
日本酒造界がどうあるべきか、そして我々消費者が日本酒とどう接するべきなのか。

極めた人だからこその説得力のある内容が展開されている本です。
この本のように、日本酒について語っている本は他にもありますが、この本がすごいのは
・語られる内容が、なぜそう言えるのか、まるで川の上流にさかのぼるようにわかりやすく説明されていること
・日本酒に対する愛情に満ちあふれていること
・価格が安い
という点です。
この本に類似する他の文献等を読むと、この作者の話がネタ元になっているのではないかと思わされます。
今でも内容はちっとも古くありません。
本物、真髄であるからこそ年数の経過によっても色褪せることがない。
今も教科書になり得る本です。
我々消費者が日本酒に興味を持って、日本酒を語る上では是非一読すべき本と思います(類似本でも理解は深まりますが、こちらの方が読んでて納得感が違います)。

日本酒も先入観のない若い人たちに見直されつつあるが、
冷酒や生酒がメインのご時世。
選んだ酒をぬる燗に、といえば困った顔をする飲み屋が殆ど。
「フルーティーで」「ワインのような」吟醸酒は「お洒落」だけど
「純米酒を燗」でやるのは、三増酒をオッサンがやるイメージ
が定着してしまったせいか、まだまだダサイと思われているのか?
そんな浮ついたイメージをこの本は一掃してくれるだろう。
世の中、「匠」ブームだの「本物志向」だのいいながら、
良酒を醸す蔵が絶滅の危機にあるのは何故なのか?
沢山の人に読んでほしい!!行間から栗香の漂ってくる本!!

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光文社から発売された上原 浩の純米酒を極める (知恵の森文庫)(JAN:9784334785727)の感想と評価
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