フィリップ・ビゴのパン―L’Amour du Pain の感想

ビゴさんのパンへの想いがものすごく感じられる一冊です。
パンを作る工程がものすごく丁寧に書かれていて、まるでビゴさんに直接教えてもらっているかのようです。「ここはこうすればこうなる→逆にこうしないとこうなってしまう」というように、工程における理由がしっかり記載されています。また、失敗してしまった時は何がいけなかったのかも記載されており、しっかり原因を究明することが出来ます。
レシピはパン・トラディショナル、パン・ド・カンパーニュ、パン・ド・セーグル、パン・オ・ルヴァン、食パン、ヴィエノワズリー、パン屋の遊び心（ブーランジェリーのお菓子）、パン・デコレ、パンとおいしい料理と、という９つのパートに分かれています。それぞれかなり盛りだくさんのレシピが含まれていて、かなり充実した一冊だと思います。