月刊食堂 2016年 05 月号 [雑誌] の感想

飲食店向けの業界誌。
今号の特集は「定番商品の剛速球化」。サブタイトル
で「メニューの体幹を鍛える定番商品のパワーアップ
術」とあります。

タイトルだけではよくわからないですが、要はバルと
居酒屋のド定番メニューをアイデアを駆使して魅力的
なものへと進化させたお店の人気商品を多数紹介して
いる特集です。

バル篇だとフィンガーフードやバーニャカウダ、ポテ
トサラダにアヒージョなど。居酒屋篇ではお造りや餃
子、ポテトサラダ、卵かけごはんなどなど。どれも見
て楽しく、食べて満足できるというメニューを計120
以上掲載しています。

料理写真は大きく掲載。まるで苔玉や観葉植物のよう
なビジュアルのポテトサラダ、凝った器を使っただし
巻き玉子など、実際ちょっと話のタネに頼んでみたく
なるようなものが多いです。掲載店舗も全国幅広いの
もいい。また、それぞれの商品の原価率や調理時間、
調理工程数などを共通アイコンで見せているのも親切
です。

SNSの影響で自分が飲食店で食べたものの情報を積極
的に発信したいというニーズは高まっています。そん
な動きに呼応して定番商品が進化しているのがよくわ
かるのが面白い。飲食業従事者だけでなく、ちょっと
変わったものを食べてみたいような人が読んでも楽し
める号でした。