母性社会日本の病理 (講談社+α文庫) の感想

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参照データ

タイトル母性社会日本の病理 (講談社+α文庫)
発売日2013-09-27
製作者河合隼雄
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

購入者の感想

河合さんの著した殆どの本は、高校生にも読める簡易な文体で書かれているのが特徴です。この本も然り、とっつき易いです。内容は、西欧と日本人の持っている自我の違い、永遠の少年(概して大人になりきれない日本人)が大人になるためのイニシエーションの必要性などについて書かれています。
その中でも、能力主義と平等主義について書かれている部分がありますが、今読んでも約二十年前に書かれたものとは思えないくらい、全く時代遅れを感じさせません。真実はまかり通るもの、と山田詠美さんがどこかで書かれてましたが、河合さんの書かれる著作は、いつも、そういう感じを与えてくれます。

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