まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」(7) (角川コミックス・エース) の感想

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参照データ

タイトルまおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」(7) (角川コミックス・エース)
発売日2013-06-27
製作者石田 あきら
販売元KADOKAWA / 角川書店
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

魔王が帰ってきて、氏族会議の準備と、温泉、たまり場を失った魔王たちの残滓の蠢動まで。
というところ。
アカシックレコード的な「外の図書館」の知識を蒔いた結果の萌芽が見え始める。
工夫して、役に立つように実働する。良いことだ。

ところで、感動的なシーンでずうっと個人的に気になっていたことが、虫をとても低いものに見ている表現。
私は人を地球の遺伝子の最先端を走る生物と見ているけれども、他の生物との貴賎をつけようとはあまり思わない。
もちろん捕食ヒエラルキーなんぞはあるが、それはつまり、上層ヒエラルキーは下層がなければ存在しないということでもある。虫という、効率的なタンパク質であり、解体者であり、集積者である存在は、現状の生命圏にとっては欠かせないものだ。
まあ、いろんな人が非常に嫌っているのは理解している。
私はシートンもファーブルも、どっちも楽しかったのだがなあ。

魔王の考えに触発された人間や魔族は、互いに共存していく為の道を思い描きます。
しかしその道はとても険しく、多くの時間と困難と犠牲を伴うことが予想されます。

それでも勇者や魔王だけでなく、女騎士も女魔法使いも、メイド長もメイド姉・妹も、
更に王達や「同盟」の青年商人、開門都市の砦将たちまで、魔王がずっと夢見ていた、
魔族と人間との共存の道を叶えるため、それぞれがやるべきことを見据え始めます。

勇者と魔王が邂逅した時、魔王が描く壮大な物語は始まり、ついに魔界と人間界の
ゲートは開かれ、一部では魔族と人間との共存が始まり、夢の第一歩を踏み出します。

しかしながら、これまで相争ってきた種族間の軋轢は想像以上に大きく、一筋縄では
魔族の側も人間の側も、振り上げた拳をすぐには下ろすことは困難な情勢であり・・・

魔王は魔族を纏め、人間界との共生を実現させるための一歩を踏み出すための行動を
起こすことはできるのでしょうか?

きな臭くなりつつある、人間と魔族の共生を望まない魔族の種族と人間界の勢力から、
勇者は魔王を守りきることが出来るのでしょうか?

一気に情勢が移り変わろうとしている両世界。今後の展開にも要注目の作品です!

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KADOKAWA / 角川書店から発売された石田 あきらのまおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」(7) (角川コミックス・エース)(JAN:登録されていません)の感想と評価
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