情報サービス演習 (現代図書館情報学シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 情報サービス演習 (現代図書館情報学シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 樹村房 |
JANコード | 9784883672073 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 本・図書館 » 図書館 |
購入者の感想
司書課程の新カリキュラム「情報サービス演習」対応の教科書。
オンライン(有料/フリー含む)と冊子体双方の探索を分離することなく含んでいる(それぞれを1つの本の中で扱うのではなく、実際の情報サービスの場面を想定して両者を同時に使う課題を設けている)、「情報サービス演習」の教科書と呼ぶにふさわしい内容になっている。
オンラインの探索から始まる回答例の多さは時代を反映しているなあ、とも思うが、この教科書の中でなお冊子体を用いる例が多くあることが逆に受講生に冊子体のレファレンスツールが今も必要であることを実感させるのではないか、とも思ったり。
また、レファレンスカウンターの位置やレファレンス担当者の業務内容を考える/レファレンス記録用紙の中身を考える、といった情報サービスの設計(レファレンスツールの選択・評価に限らない)にかかわる内容も含まれていたり、パスファインダーの作成・管理などにも対応。
個々のレファレンスツールの解題こそ足りない部分もあるが、それは分量の関係上仕方ないだろうし、むしろこの本の中でこれだけ個別ツールの書誌事項を列挙していることを評価すべきかも。
今はまだ旧カリキュラムとの関係で情報検索演習とレファレンスサービス演習の内容をそれぞれ実施しつつ、まとめて「情報サービス演習」として扱っている大学も多いのではと思うが、そうではなく新カリキュラムに対応した1科目として「情報サービス演習」をやっているところにとっては今のところこの教科書が決定版と言えるんじゃなかろうか。
オンライン(有料/フリー含む)と冊子体双方の探索を分離することなく含んでいる(それぞれを1つの本の中で扱うのではなく、実際の情報サービスの場面を想定して両者を同時に使う課題を設けている)、「情報サービス演習」の教科書と呼ぶにふさわしい内容になっている。
オンラインの探索から始まる回答例の多さは時代を反映しているなあ、とも思うが、この教科書の中でなお冊子体を用いる例が多くあることが逆に受講生に冊子体のレファレンスツールが今も必要であることを実感させるのではないか、とも思ったり。
また、レファレンスカウンターの位置やレファレンス担当者の業務内容を考える/レファレンス記録用紙の中身を考える、といった情報サービスの設計(レファレンスツールの選択・評価に限らない)にかかわる内容も含まれていたり、パスファインダーの作成・管理などにも対応。
個々のレファレンスツールの解題こそ足りない部分もあるが、それは分量の関係上仕方ないだろうし、むしろこの本の中でこれだけ個別ツールの書誌事項を列挙していることを評価すべきかも。
今はまだ旧カリキュラムとの関係で情報検索演習とレファレンスサービス演習の内容をそれぞれ実施しつつ、まとめて「情報サービス演習」として扱っている大学も多いのではと思うが、そうではなく新カリキュラムに対応した1科目として「情報サービス演習」をやっているところにとっては今のところこの教科書が決定版と言えるんじゃなかろうか。