日本甲冑史〈上巻〉弥生時代から室町時代 の感想

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参照データ

タイトル日本甲冑史〈上巻〉弥生時代から室町時代
発売日販売日未定
製作者中西 立太
販売元大日本絵画
JANコード9784499229548
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

イラストで弥生時代から室町時代までの甲冑を描いたという本です。初めて見るような興味深い甲冑の姿ですので、これからイラストや歴史劇を作成する際の参考資料になるものだと思っています。

武人の埴輪に古代の戦闘の姿が残るぐらいで、実際弥生時代や古墳時代の木製甲冑の姿は伺い知れませんので、祭祀用の甲冑から再現されたようです。弓矢、鏃、釜などは出土品がありますので、それらのイラストはその通りでしょう。中国の兵馬俑や戦国時代や漢の頃の甲冑が日本にもたらされたみたいで、その影響は確かに頷けます。
朝鮮の伽耶国王墓出土の甲冑を16ページに掲載していますが、そこから古墳時代の挂甲へと変遷したようです。甲冑だけでなく、奈良時代の服装や軍団編成も紹介してありました。

平安時代になると「伴大納言絵詞」に平安初期の甲冑姿が描かれているようで、それを元に様々な武官の姿を披露しています。髪型の変遷や弓矢や刀の武器、大鎧の各部の名称なども詳しく描かれ、説明が付してありました。
瀬戸内海の大三島の大山祇神社を訪れたことがありますが、そこの大鎧がイラストとして再現してありました。

鎌倉時代になるとまた少し変化し、兜と前立の移り変わりは興味を覚えました。時代と共にこれも微妙に変遷するのです。平安や鎌倉の馬装の変遷、南北朝期の甲冑、太平記の武者たち、足軽の登場、室町初期の軍装、中世山城の合戦などが紹介してありました。

作者の中西 立太氏は、多くの図鑑などのイラストを描いてこられた方で、小学館科学図説シリーズ全体でサンケイ児童出版文化賞大賞受賞されています。

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大日本絵画から発売された中西 立太の日本甲冑史〈上巻〉弥生時代から室町時代(JAN:9784499229548)の感想と評価
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