易と人生哲学 (致知選書) の感想
参照データ
タイトル | 易と人生哲学 (致知選書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 安岡 正篤 |
販売元 | 致知出版社 |
JANコード | 9784884741648 |
カテゴリ | 人文・思想 » 哲学・思想 » 東洋思想 » 東洋哲学入門 |
購入者の感想
「運命はかえられる」最近よく流行の本でよく見られる言葉ですが、十年前にドロップアウトし、「もうどーでもいいやー」と思ってた私を、救ってくれました。ただ言葉だけではなく、その理屈から、著者一流の知識、引用によって体系化され、血肉をつけられた言葉だったからです。
「シンギュラーポイント」など、現在では皆知っている言葉ですが、昭和52年当時にこの言葉を使用していた程の洋書に対する広い知識、また和漢の古書に通じる著者の碩学が、いかんなく発揮された本です。
安岡正篤の本は、これ以外にも「経世さ言」「易学入門」「百朝集」など、許しと、気合を与えてくれるものが数々ありますが、この本を読めば、それらを読みたくなります。
易についての説明も、入門的にもちろんありますが、その前提としての理解の為の説明が大半を占めるところ、ただ売る為だけの占い本とは訳が違います。「運命とはめぐるもの、自助努力による」すなわち、現在の自分の状態(なかなか、自分では気づきにくいものですが)を易により知り(もしくはヒントを得)、それにより自ずから自分を改善し、未然に災いを防ぐ、というしごく当たり前の理屈がとかれています。それがゆえに、この本の価値があるのです。易は、あたらなくてもよいのです。自分を振り返る為のツールであるのです。
「シンギュラーポイント」など、現在では皆知っている言葉ですが、昭和52年当時にこの言葉を使用していた程の洋書に対する広い知識、また和漢の古書に通じる著者の碩学が、いかんなく発揮された本です。
安岡正篤の本は、これ以外にも「経世さ言」「易学入門」「百朝集」など、許しと、気合を与えてくれるものが数々ありますが、この本を読めば、それらを読みたくなります。
易についての説明も、入門的にもちろんありますが、その前提としての理解の為の説明が大半を占めるところ、ただ売る為だけの占い本とは訳が違います。「運命とはめぐるもの、自助努力による」すなわち、現在の自分の状態(なかなか、自分では気づきにくいものですが)を易により知り(もしくはヒントを得)、それにより自ずから自分を改善し、未然に災いを防ぐ、というしごく当たり前の理屈がとかれています。それがゆえに、この本の価値があるのです。易は、あたらなくてもよいのです。自分を振り返る為のツールであるのです。