山鹿素行「中朝事実」を読む の感想
参照データ
タイトル | 山鹿素行「中朝事実」を読む |
発売日 | 2015-01-27 |
製作者 | 荒井桂 |
販売元 | 致知出版社 |
JANコード | 9784800910516 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » 古典 |
購入者の感想
本書は、「日本書紀」の原文と「一書に曰く」から始まる文章に現代語訳が付いていません。
なので、「日本書紀」を読んでいることが前提となっています。
ルビの振り方が少々粗雑です。
普通は読めない古文訓が読めることが前提にもなっています。
詰まり、少々不親切な体裁になっています。
あわよくば全文訳と、
全漢字にルビを振り、声を出して読めるようにして、内容の理解よりもリズムから書を体感していけるようにして貰いたかった、とも思いました。
なので星は4つです。
本書を通読して白眉だと感じたのは、P266〜9の太子諭教の禮です。
この章には、ビジネスにも通じるリーダーの心得的なものが詰まっています。
後書きに、乃木希典将軍が後の昭和天皇に重要な部分に赤線を引いた、とありました。
素行さんの癖なのか、「蓋し」の後に力の籠った主旨が並んでいるようです。
たぶん赤線だらけです。
この本は、「日本の思想史を激震させた」幻の名著であり、吉田松陰や乃木希典に大きな影響を与えた、と紹介されています。
江戸時代の学者や明治維新の志士達には、幼少期からの漢文の素養があったからこそ、この名著が彼らを激震させたのです。
漢文の素養がない現代人が本書を読んでも、恐らくそこまでには到らないでしょう。
「日本書紀」、「四書」、「易経」、「太極図説」、そして史書(日本書紀)に論賛を加えている体裁が似ている「資治通鑑」は読んでおかないと、
真に素行の言わんとするところを理解、把握、そして共感、共鳴して維新の志士達のような激震まではいかない、と思いました。
本書はある程度の時間と労力、そして覚悟がないと、最後まで読み通すのも難しいでしょう。
況んや心読体得をや。
なので、「日本書紀」を読んでいることが前提となっています。
ルビの振り方が少々粗雑です。
普通は読めない古文訓が読めることが前提にもなっています。
詰まり、少々不親切な体裁になっています。
あわよくば全文訳と、
全漢字にルビを振り、声を出して読めるようにして、内容の理解よりもリズムから書を体感していけるようにして貰いたかった、とも思いました。
なので星は4つです。
本書を通読して白眉だと感じたのは、P266〜9の太子諭教の禮です。
この章には、ビジネスにも通じるリーダーの心得的なものが詰まっています。
後書きに、乃木希典将軍が後の昭和天皇に重要な部分に赤線を引いた、とありました。
素行さんの癖なのか、「蓋し」の後に力の籠った主旨が並んでいるようです。
たぶん赤線だらけです。
この本は、「日本の思想史を激震させた」幻の名著であり、吉田松陰や乃木希典に大きな影響を与えた、と紹介されています。
江戸時代の学者や明治維新の志士達には、幼少期からの漢文の素養があったからこそ、この名著が彼らを激震させたのです。
漢文の素養がない現代人が本書を読んでも、恐らくそこまでには到らないでしょう。
「日本書紀」、「四書」、「易経」、「太極図説」、そして史書(日本書紀)に論賛を加えている体裁が似ている「資治通鑑」は読んでおかないと、
真に素行の言わんとするところを理解、把握、そして共感、共鳴して維新の志士達のような激震まではいかない、と思いました。
本書はある程度の時間と労力、そして覚悟がないと、最後まで読み通すのも難しいでしょう。
況んや心読体得をや。
本書は、日本書紀の原文と「一書に曰く」から始まる文章に現代語訳が付いていません。
なので、日本書紀を読んでいることが前提となっています。
ルビの振り方が少々粗雑です。
普通は読めない古文訓が読めることが前提にもなっています。
詰まり、少々不親切な体裁になっています。
あわよくば全文訳と、
全漢字にルビを振り、声を出して読めるようにして、内容の理解よりもリズムから書を体感していけるようにして貰いたいたかった、とも思いました。
なので星は4つです。
本書を通読して白眉だと感じたのは、P266〜9の太子諭教の禮です。
この章には、ビジネスにも通じるリーダーの心得的なものが詰まっています。
後書きに、乃木希典将軍が後の昭和天皇に重要な部分に赤線を引いた、とありました。
素行さんの癖なのか、「蓋し」の後に力の籠った主旨が並んでいるようです。
たぶん赤線だらけです。
この本は、「日本の思想史を激震させた」幻の名著であり、吉田松陰や乃木希典に大きな影響を与えた、と紹介されています。
江戸時代の学者や明治維新の志士達には、幼少期からの漢文の素養があったからこそ、この名著が彼らを激震させたのです。
漢文の素養がない現代人が本書を読んでも、恐らくは激震させるまでには到らないでしょう。
日本書紀、四書、易経、太極図説、そして史書(日本書紀)に論評を加えている体裁が似ている資治通鑑は読んでおかないと、
真に素行の言わんとするところを理解、把握、そして共感、共鳴して維新の志士達のように激震するまではいかないでしょう。
本書はある程度の時間と労力、そして覚悟がないと、最後まで読み通すのも難しいでしょう。
況んや心読体得をや。
なので、日本書紀を読んでいることが前提となっています。
ルビの振り方が少々粗雑です。
普通は読めない古文訓が読めることが前提にもなっています。
詰まり、少々不親切な体裁になっています。
あわよくば全文訳と、
全漢字にルビを振り、声を出して読めるようにして、内容の理解よりもリズムから書を体感していけるようにして貰いたいたかった、とも思いました。
なので星は4つです。
本書を通読して白眉だと感じたのは、P266〜9の太子諭教の禮です。
この章には、ビジネスにも通じるリーダーの心得的なものが詰まっています。
後書きに、乃木希典将軍が後の昭和天皇に重要な部分に赤線を引いた、とありました。
素行さんの癖なのか、「蓋し」の後に力の籠った主旨が並んでいるようです。
たぶん赤線だらけです。
この本は、「日本の思想史を激震させた」幻の名著であり、吉田松陰や乃木希典に大きな影響を与えた、と紹介されています。
江戸時代の学者や明治維新の志士達には、幼少期からの漢文の素養があったからこそ、この名著が彼らを激震させたのです。
漢文の素養がない現代人が本書を読んでも、恐らくは激震させるまでには到らないでしょう。
日本書紀、四書、易経、太極図説、そして史書(日本書紀)に論評を加えている体裁が似ている資治通鑑は読んでおかないと、
真に素行の言わんとするところを理解、把握、そして共感、共鳴して維新の志士達のように激震するまではいかないでしょう。
本書はある程度の時間と労力、そして覚悟がないと、最後まで読み通すのも難しいでしょう。
況んや心読体得をや。