グローバリゼーションの中の江戸 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | グローバリゼーションの中の江戸 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 田中 優子 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784005007172 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般 |
購入者の感想
15世紀以降のヨーロッパ主導の大航海時代以来、世界は経済的にに結びつけられる『グローバリゼーション』の道を進んできた。それは江戸時代の日本とて例外ではなかった。
さすがに鎖国時代の日本が「遅れた閉鎖的な時代」などというそれこそ時代錯誤な見方や言説は少なくなったきたが、本書は特に衣類、食器、視覚文化の分野において、我々の先人がいかにアンテナを高く張り、西洋文化をたくましく吸収していったかを示していく。単に西洋の価値観を崇拝、無批判に受容するのではなく、そこには主体性や知恵がはたらいていたのである。
我々の先人に対して我々は顔向けできるだろうか。本当にグローバルであるとはどういうことか、考える機会を提供する本である。
さすがに鎖国時代の日本が「遅れた閉鎖的な時代」などというそれこそ時代錯誤な見方や言説は少なくなったきたが、本書は特に衣類、食器、視覚文化の分野において、我々の先人がいかにアンテナを高く張り、西洋文化をたくましく吸収していったかを示していく。単に西洋の価値観を崇拝、無批判に受容するのではなく、そこには主体性や知恵がはたらいていたのである。
我々の先人に対して我々は顔向けできるだろうか。本当にグローバルであるとはどういうことか、考える機会を提供する本である。