常識を疑うことから始めよう (Sanctuary books) の感想

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参照データ

タイトル常識を疑うことから始めよう (Sanctuary books)
発売日販売日未定
製作者ひすい こたろう
販売元サンクチュアリ出版
JANコード9784861139819
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

「あした死ぬかもよ?」で、ひすい こうたろう氏を初めて知りました。
実に素晴らしい才能を感じ、本書は無条件で手にしました。
この新刊は石井しおり氏との共著になっていますが、
石井氏にチャンスを提供する、ひすい氏の粋な姿勢にも拍手!

「まえがき」の単刀直入な切り出し(テスト)から、一気に惹きつけくれます。
「常識を疑うことから始めよう」というタイトルに相応しい幕開けです。

本書の「キモ」は、自分にとって「魂」を揺さぶる言葉との出逢い。
言葉には、人を幸せにする創造力もありますが、
その一方で不幸にする破壊力もあります。
勿論、本書には「こころ」を豊かにしてくれる名言に溢れています。

また、「名言」の出典、さらに参考文献を「きっちり」紹介する「礼儀正しさ」にも敬服。
安直にに模倣するお手軽な風潮が常識となっている時代、
ルール違反が多いだけに、読後に爽やかな印象が残ります。

一見、アトランダムなエッセイ風の構成のように感じますが、
単に「いい言葉」を引用、羅列するのではなく、
ストーリーは緻密に計算され、著者の「提言」の輪郭は極めて鮮明に伝わってきます。

なにより、石井しおり氏の「あとがき」こそ、本書の白眉と言えるでしょう。
浅野忠信氏とのエピソードは、言葉に人間性が如実に表れることを教えてくれます。
素敵な言葉との出逢いには、人生を変える力があることを証明してくれる「あとがき」です。

ちなみに「奥付」が斜めという書籍は本邦初ではないでしょうか。
さらに、カバーを外すと…こうした遊び心が素敵ですね。

若い世代はもとより、その両親や上司にこそオススメの一冊です!

世の中に、「前向きに生きよう!」という主旨の本はたくさんあります。

自分の場合、仕事や日々の生活が上手くいっているとき、トラブルが何もないときは、そのような本を読むことでモチベーションをあげることができるのですが、いざ、自分が落ち込んだ心境にある時にそのような本を読んでも「わかっちゃいるけど、今はそんな心境になれない。結局落ち込んだときは自分には本は役に立たないのかな」とよく感じていました。

なので、自分が最近求める本も「実際に落ち込んだときや前向きになれないときにこそ、気分を立ち直らせてもらえる本」を求めていたなかで出会った一冊でした。

読む前は題名から「人とは違う生き方や見方があるよ」という内容かと思っていて、実際に読んでみてもさらっと読んでしまえる本だったので「いい本だったな」という読後感程度でした。

ただ、その後実際に落ち込んだ心境のときに何気なく読み返してみると、じわじわと気分の切り替えに成功、「元気になれ!」「強く生きろ!」という押しつけ感を感じず、「今の状況を違う局面から眺めてみよう」という示唆を幅広い角度からもらうことができるので、短時間で無理なく気分の切り替えをすることができました。

題名の「常識を疑うことから始めよう」は「今の局面を違う角度から眺めてよう」ということだったのかなと感じた次第です。

エピドードは細かく分かれているので、疲れたとき、落ち込んだときにパラパラとめくってみるだけでも「よーし、また頑張ろう。」と自分の心を導いてくれる数少ない本だと思います。

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