2020年のブラジル経済 の感想
参照データ
タイトル | 2020年のブラジル経済 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鈴木 孝憲 |
販売元 | 日本経済新聞出版社 |
JANコード | 9784532354510 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 各国経済事情 » その他の国々 |
購入者の感想
著者は2008年に「ブラジル 巨大経済の真実」を刊行したが、その後、ワールドカップやオリンピックのブラジル開催が決まり、同国への国際的関心が高まっている。本書はリーマン・ショックや先の大統領選挙といった直近イベントを踏まえた状況を解説しており、最新情報をアップデートする上で役立つ。
本書によると、ブラジルは比類のないポテンシャリティーを開花させつつあり、それを背景に欧米系を中心とする多くの外資系企業が活動を拡大、深化させているという。一方、今後の成長持続のためには、いわゆるブラジル・コストをはじめとする諸課題の克服が必要と指摘している。
全般にブラジル通ならではの視点が随所に窺われるが、これは、著者がブラジル経済の中心サンパウロに長く駐在し、政財界要人や当局関係者らとの人脈を活かして、情報収集、分析を地道に行っているためだろう。この本はブラジル・ビジネス関係者向けの優れたテキストだが、最近ではポートフォリオにブラジルを組み込む個人投資家も急増していることから、こうした層にも本書をお薦めしたい。
本書によると、ブラジルは比類のないポテンシャリティーを開花させつつあり、それを背景に欧米系を中心とする多くの外資系企業が活動を拡大、深化させているという。一方、今後の成長持続のためには、いわゆるブラジル・コストをはじめとする諸課題の克服が必要と指摘している。
全般にブラジル通ならではの視点が随所に窺われるが、これは、著者がブラジル経済の中心サンパウロに長く駐在し、政財界要人や当局関係者らとの人脈を活かして、情報収集、分析を地道に行っているためだろう。この本はブラジル・ビジネス関係者向けの優れたテキストだが、最近ではポートフォリオにブラジルを組み込む個人投資家も急増していることから、こうした層にも本書をお薦めしたい。