自分でつくるセーフティネット~生存戦略としてのIT入門~ の感想

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参照データ

タイトル自分でつくるセーフティネット~生存戦略としてのIT入門~
発売日販売日未定
製作者佐々木 俊尚
販売元大和書房
JANコード9784479794325
カテゴリ » ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学

購入者の感想

全体的には納得できる内容でしたが、一部分で著者が感情的になって論理が乱れていると感じるところがありました。

>他人を非難し、攻撃する人は、しょせん偽善者でしかありません。
>‥‥死刑制度に反対する人がいると、「あなたは殺された被害者の遺族の気持ちになったことがあるのか」
>と非難する人もいます。
>でも被害者の遺族の気持ちなんて、当事者ご本人以外にはぜったいにわかりません。
>‥‥自分が被害者の遺族の気持ちがわかるんだ、というのは思い上がりもはなはだしいし、
>それって親鸞が言った「自分を善人だと思い込んでいる偽善者」と変わらないですよ。
>そういう偽善者になるんじゃなく、偽善者として上から目線で誰かを非難するのではなく、
>つねに自分が中途半端な場所にいるんだということを認めることが必要だと思うのです。

被害者の遺族の気持ちが100パーセントわかることは不可能でも、
わかろうと努めることによってゼロパーセントではなくなると思います。

確かに、被害者の遺族の気持ちがわかるというのは思い上がりでしょうが、
「ぜったいにわかりません。」と断言するのも思い上がりではないでしょうか。
わかる―わからないの二元論ではないのですから。

「あなたは殺された被害者の遺族の気持ちになったことがあるのか」という問いは、
遺族の悲しみや痛み苦しみをすこしでもわかろうと、その視点に立とうとしたことがあるのか?という深い問いかけだと思います。

その言葉を表面でかわし
>被害者の遺族の気持ちなんて、当事者ご本人以外にはぜったいにわかりません。
>自分が被害者の遺族の気持ちがわかるんだ、というのは思い上がりもはなはだしい
>そういう偽善者になるんじゃなく、偽善者として上から目線で誰かを非難するのではなく
‥‥というのは論点のすり替えであり、むしろ偽善に感じました。

死刑制度などという重いテーマに関わることは、1ページや2ページで書くものではないと思います。

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