キスカ島 奇跡の撤退―木村昌福中将の生涯 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | キスカ島 奇跡の撤退―木村昌福中将の生涯 (新潮文庫) |
発売日 | 2012-07-28 |
製作者 | 将口 泰浩 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101384115 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
内容を簡単に申し上げますと、第二次世界大戦時激戦地となった
キスカ島からの全軍無血完全撤退について、資料や当時を知る人への聞き取りで
判明した事実をまとめた本、となります。
と言っても資料本一辺倒な感じではなく、大変読みやすいです。
そのため中学生くらいからであれば読むことは十分可能なのではと思います。
木村中将の前半生と、実際のキスカ島撤退指揮についての
記事が半々程度の割合。
一気に読んでしまいました。面白いというと少々語弊があるかと思うのですが、
指揮官として何を重視し、実際にどうしてこの困難な撤退が可能だったのか、
木村中将がどういう人物で、どんな組織を作っていったのか、と言った紐ときに
紙面が割かれていますので、分かりやすいですし興味深い内容でした。
こういうリーダーがいたら、いいですよね。素晴らしい。
部下との信頼関係の築き方など、参考にするべき点は多く、
こういった指導者やリーダーが今の日本にどれだけいるだろうかと思うと
その点が非常に残念です。
こんな日本人がいたんだなあと、勇気づけられる本です。戦史モノは苦手だと
言う方にも是非読んでいただきたいなあという一冊です。
キスカ島からの全軍無血完全撤退について、資料や当時を知る人への聞き取りで
判明した事実をまとめた本、となります。
と言っても資料本一辺倒な感じではなく、大変読みやすいです。
そのため中学生くらいからであれば読むことは十分可能なのではと思います。
木村中将の前半生と、実際のキスカ島撤退指揮についての
記事が半々程度の割合。
一気に読んでしまいました。面白いというと少々語弊があるかと思うのですが、
指揮官として何を重視し、実際にどうしてこの困難な撤退が可能だったのか、
木村中将がどういう人物で、どんな組織を作っていったのか、と言った紐ときに
紙面が割かれていますので、分かりやすいですし興味深い内容でした。
こういうリーダーがいたら、いいですよね。素晴らしい。
部下との信頼関係の築き方など、参考にするべき点は多く、
こういった指導者やリーダーが今の日本にどれだけいるだろうかと思うと
その点が非常に残念です。
こんな日本人がいたんだなあと、勇気づけられる本です。戦史モノは苦手だと
言う方にも是非読んでいただきたいなあという一冊です。