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パレット団のちょっとした小話

珠。 #17 - 17.08.03 13:56


注意、この話はいまリレー小説になっているパレット団とはまっったく関係ない話です!あくまでも設定などは全く別の話なので、くれぐれも混同はしないで下さいね。初期設定なので。

はい、実はパレット団は元々一人で書いて、なろうとかそっちの方に投稿する予定でしたがキャラ設定を上手くできず…
そのまま没になりかけてたのですが、たまたまこのリレー小説を見つけ、
「もしここにパレット団の話を作って、リレーしてもらったらどんな話になるのか?」
という思いつきでパレット団のリレーを始めました。

で、その時の設定は、大陸があって、その中でいろんな色たちが団や国を作り上げていて、色同士戦っている、みたいな。んで、混色はどこかの大牢獄に閉じ込められてる、みたいな。

クロスはその中の国、グレマスト王国の黒の団、ブラロス団の団長の黒の息子で、他の色を差別する文化に嫌気がさしてパレット団を設立。
マフユ…初期設定ではロア、はグレマスト王国の白の団、ワイティア所属の少女。実はグレーで本来は捕まる身だが、白に近いためバレない、みたいな。

そんなグレマスト王国に赤の国ヴァルケーが攻め込んできて…って所まではあったんですよねー…
で、その時明確にキャラになってて、服装とかまで考えていたのは、クロス、ロア(現マフユ)、黄緑のマリー、の三人。
マリーは混色で牢獄から逃げ出した所、パレット団に出会ってそのまま団員に…って感じのキャラでした。

てな訳で画像はその時のクロス。よく残ってたな。

あ、もう一回言いますけどこの設定はあのリレーとは全く関係ないです。はい。ほんとクロスの色と名前くらいしか引き継いでないので。ほんと。容姿とかも皆様の想像にお任せしているので。はい。


長文ごめんね。

レスポンス

ANTZ #15 - 17/08/23 23:30
私もいいと思います。

1 件のレス

珠。 #17 - 17/08/03 14:27
東雲優里さん→本当ですか!?…まぁ、結末への道を考えれなかったので…どっちみち没でしょうけど…

5 件のレス

珠。 #17 - 17/08/03 19:52
一応ここに話おいておきますね…

_世界観_


遠い遠い、__の話。

あるところに、それほど大きくはない島がありました。

それがこの世界のすべてでした。

その世界では、魔法使いと呼ばれる能力者がほとんどを占めていました。

魔法使い達は能力の使えない者を隔離しました。

能力の使えない者はその隔離された空間を発展させていくのですが、それはまた別の話。

魔法使い達は、自分の使える魔法でグループを作り始めました。

やがてそれは国となり、しばらくは平穏な日々でしたが、

やはり魔法使い達も人間です。争いが始まってしまいました。

その最初の争いから発展した争いは、今まで何百回も起きてきました。

争いには国民も巻き込まれ、何千人もの人が死んでゆきました。

そんな生活のせいで人々は平穏を忘れてしまいました。

その人々の中に、とある少年が一人。


名は、「クロス」と言いました。

_第一話_

また、隣で人が倒れた。

周りを見渡すと、ずっと向こうまで火の海で、逃げ場なんてものがあるのだろうか、と思わせる。

「居たぞ、グレマスト王国の奴だ」
「早く殺せ」

そんな目をしているのは、ヴァルケーの奴らだ。

こんな事にしたのも、全部ヴァルケーのせいだ。

どうにかして逃げないと、と思うがそんな場所なんてない。

「…上手く使えるか、なっ!?」

そうして俺は、ブラインドの魔法で奴らに目隠しをする。

奴らはあたふたしていて、なんとなく笑えそうだ。

そんなことを考えながら、俺は逃げる。



しばらく走って、息も切れかけたころ、白い布がひらりと舞った気がした。

振り返るとそこには、同い年くらいの女の子が立っていた。

「おい、お前。ワイティアの奴だろ?早くしないとヴァルケーの奴らが来るぞ、ほら」
「…!?」

無理やり女の子の手首を掴んで走る。

目的地は、国の中心のグレマスト城。



「…おい!まだ生きてる奴がいる!!」
「追え!遠距離部隊はもう全滅した!」

そんな声がちらほら聞こえてくるが、もうどうでもいい。


とにかく、走るだけだった。





「…はぁ…ここまで来…れば、兵士の人もいるから、しばらくは…安全、かな」
「………ねぇ、なんで助けたの?」
「…は…?」

「…だから、なんで助けたのって聞いてるの。」
「そこに突っ立ってたから」
「…それだけなの?」
「…そうだけど。ワイティアの奴って言ったって同じ人間だろ?目の前で焼き殺されるなんてそんなの誰だって苦しくなる。そうだろ?」
「…そう、なんだ」
「そういうもんじゃないか?」
「ふふ、いい人なのね。ブラロスの人とは思えないわ。」
「…そうか?」
「そうよ。……あ、名乗り忘れてたけど、私はロア。よろしくね。」
「俺はクロス。よろしく。」

ロアと名乗るその女の子に、同じ匂いを感じたのは、気のせいだと思う。

「…それにしても、ブラロス団とワイティア団の紛争中にヴァルケー団は襲ってきた訳だろ?ヴァルケーの奴ら、すげぇよな」
「まぐれかもしれないけどね。」
「俺は違うんじゃないかと思うけど」

焼け落ちる街を前にして、こんな会話ができるのは、グレマストの国に住む黒魔法使いの集まり「ブラロス団」と白魔法使いの集まり「ワイティア団」の戦いを見ていたからかもしれない。

ヴァルケーは、島の端にある小さな国。

この国はヴァルケーの反対側の島の端にある。

赤魔法使いの集まる「ヴァルケー団」の国だ。



俺とロアも、もう少し大きくなれば、戦場に行かなくてはならなくなる。
俺は「ブラロス団」として、ロアはきっと「ワイティア団」として。

ロアの少し灰色に汚れたマフラーには、ワイティア団のシンボルが刺繍されている。

俺の左胸には、ブラロス団のバッチが黒く光る。



…どうして、ブラロス団とか、ワイティア団として戦わなければならないのだろうか?



戦う必要のない世界があれば、どうなんだろうか?

「創ればいいじゃん」

そんな声が頭に響いた気がした。

そしてその声に、何かが吹き飛ばされた。


_第二話_

数日後、炎は全部黒くなった街に合わせるように静まり返った。

人々は帰る場所を失い、地べたに倒れている。

「今の内に逃げ出そう…!」

そう思い、踏み出そうとする。

でも、その足はすぐに止まる。

「…ロアは…?」

ロアはどうするんだ。

このままなら、戦争に巻き込まれて死ぬだけだ。

「…迎えに行こう。」

ロアの家なんて知らない。

でも、あそこに行けば、何か変わる気がした。




着いたのは、グレマスト城。

あの時、ロアと逃げた場所。



「…ロア!」
「え…?クロス…君?」

やっぱり。

「ロア、逃げよう?」
「…えっ!?ちょっと、えっ!??」

ロアの手首を掴み、グレーの街を進む。

薄暗く、周りはグレーしかない。

生まれ育った見慣れた街だけど、どこか不気味に感じた。



「…登るつもり…?」
「…仕方ないだろ」

いわゆる「国境の門」。そこを超えないとならないが、普段、門は絶対に開かない。

十年に一度開くらしいが、16年の中で一度も見たことがない。

「ねぇ、止めよう?こんなことしたら団長さんに怒られちゃうでしょ?」
「…叶えたい夢があるんだ。

俺はブラロス団で生きてきた。ワイティアの奴らは敵だとも教えられてきた。

もし、そんな敵とかの隔たりが無い世界ならどんな風になるのか、見てみたい。

そう、思わないか?

そして、その原型として、チームを作る事にした。

…名前は、『パレット団』。」

「…へぇ。…


協力してあげる。

さっそく登ろうか。」
「話が早くて助かる。」

レンガの壁は簡単に登れた。ツタも這うほど造られてからかなり時間が経っていて、崩れてしまわないか少し心配だったが、無駄だったようだ。

「…っと」
「ったた…ひねったかな…」
「大丈夫か?」
「大丈夫、これくらいなら治せるから…」

そうロアは指先からほんの小さな光を出す。

そして自分の足首に光を当てた。

「回復魔法か…」
「そう、白に代々伝わってるの。」

…うん?回復魔法使いなら敵視する必要は無いんじゃないか?

「…仕方がないの、それが私たちの定め。」

「…今心読まなかった?」

「気のせいだよ…多分。」


珠。 #17 - 17/08/03 19:50
一応ここに話おいておきますね…

_世界観_

遠い遠い、__の話。

あるところに、それほど大きくはない島がありました。

それがこの世界のすべてでした。

その世界では、魔法使いと呼ばれる能力者がほとんどを占めていました。

魔法使い達は能力の使えない者を隔離しました。

能力の使えない者はその隔離された空間を発展させていくのですが、それはまた別の話。

魔法使い達は、自分の使える魔法でグループを作り始めました。

やがてそれは国となり、しばらくは平穏な日々でしたが、

やはり魔法使い達も人間です。争いが始まってしまいました。

その最初の争いから発展した争いは、今まで何百回も起きてきました。

争いには国民も巻き込まれ、何千人もの人が死んでゆきました。

そんな生活のせいで人々は平穏を忘れてしまいました。

その人々の中に、とある少年が一人。


名は、「クロス」と言いました。

_第一話_

また、隣で人が倒れた。

周りを見渡すと、ずっと向こうまで火の海で、逃げ場なんてものがあるのだろうか、と思わせる。

「居たぞ、グレマスト王国の奴だ」
「早く殺せ」

そんな目をしているのは、ヴァルケーの奴らだ。

こんな事にしたのも、全部ヴァルケーのせいだ。

どうにかして逃げないと、と思うがそんな場所なんてない。

「…上手く使えるか、なっ!?」

そうして俺は、ブラインドの魔法で奴らに目隠しをする。

奴らはあたふたしていて、なんとなく笑えそうだ。

そんなことを考えながら、俺は逃げる。



しばらく走って、息も切れかけたころ、白い布がひらりと舞った気がした。

振り返るとそこには、同い年くらいの女の子が立っていた。

「おい、お前。ワイティアの奴だろ?早くしないとヴァルケーの奴らが来るぞ、ほら」
「…!?」

無理やり女の子の手首を掴んで走る。

目的地は、国の中心のグレマスト城。



「…おい!まだ生きてる奴がいる!!」
「追え!遠距離部隊はもう全滅した!」

そんな声がちらほら聞こえてくるが、もうどうでもいい。


とにかく、走るだけだった。





「…はぁ…ここまで来…れば、兵士の人もいるから、しばらくは…安全、かな」
「………ねぇ、なんで助けたの?」
「…は…?」

「…だから、なんで助けたのって聞いてるの。」
「そこに突っ立ってたから」
「…それだけなの?」
「…そうだけど。ワイティアの奴って言ったって同じ人間だろ?目の前で焼き殺されるなんてそんなの誰だって苦しくなる。そうだろ?」
「…そう、なんだ」
「そういうもんじゃないか?」
「ふふ、いい人なのね。ブラロスの人とは思えないわ。」
「…そうか?」
「そうよ。……あ、名乗り忘れてたけど、私はロア。よろしくね。」
「俺はクロス。よろしく。」

ロアと名乗るその女の子に、同じ匂いを感じたのは、気のせいだと思う。

「…それにしても、ブラロス団とワイティア団の紛争中にヴァルケー団は襲ってきた訳だろ?ヴァルケーの奴ら、すげぇよな」
「まぐれかもしれないけどね。」
「俺は違うんじゃないかと思うけど」

焼け落ちる街を前にして、こんな会話ができるのは、グレマストの国に住む黒魔法使いの集まり「ブラロス団」と白魔法使いの集まり「ワイティア団」の戦いを見ていたからかもしれない。

ヴァルケーは、島の端にある小さな国。

この国はヴァルケーの反対側の島の端にある。

赤魔法使いの集まる「ヴァルケー団」の国だ。



俺とロアも、もう少し大きくなれば、戦場に行かなくてはならなくなる。
俺は「ブラロス団」として、ロアはきっと「ワイティア団」として。

ロアの少し灰色に汚れたマフラーには、ワイティア団のシンボルが刺繍されている。

俺の左胸には、ブラロス団のバッチが黒く光る。



…どうして、ブラロス団とか、ワイティア団として戦わなければならないのだろうか?



戦う必要のない世界があれば、どうなんだろうか?

「創ればいいじゃん」

そんな声が頭に響いた気がした。

そしてその声に、何かが吹き飛ばされた。


_第二話_

数日後、炎は全部黒くなった街に合わせるように静まり返った。

人々は帰る場所を失い、地べたに倒れている。

「今の内に逃げ出そう…!」

そう思い、踏み出そうとする。

でも、その足はすぐに止まる。

「…ロアは…?」

ロアはどうするんだ。

このままなら、戦争に巻き込まれて死ぬだけだ。

「…迎えに行こう。」

ロアの家なんて知らない。

でも、あそこに行けば、何か変わる気がした。




着いたのは、グレマスト城。

あの時、ロアと逃げた場所。



「…ロア!」
「え…?クロス…君?」

やっぱり。

「ロア、逃げよう?」
「…えっ!?ちょっと、えっ!??」

ロアの手首を掴み、グレーの街を進む。

薄暗く、周りはグレーしかない。

生まれ育った見慣れた街だけど、どこか不気味に感じた。



「…登るつもり…?」
「…仕方ないだろ」

いわゆる「国境の門」。そこを超えないとならないが、普段、門は絶対に開かない。

十年に一度開くらしいが、16年の中で一度も見たことがない。

「ねぇ、止めよう?こんなことしたら団長さんに怒られちゃうでしょ?」
「…叶えたい夢があるんだ。

俺はブラロス団で生きてきた。ワイティアの奴らは敵だとも教えられてきた。

もし、そんな敵とかの隔たりが無い世界ならどんな風になるのか、見てみたい。

そう、思わないか?

そして、その原型として、チームを作る事にした。

…名前は、『パレット団』。」

「…へぇ。…


協力してあげる。

さっそく登ろうか。」
「話が早くて助かる。」

レンガの壁は簡単に登れた。ツタも這うほど造られてからかなり時間が経っていて、崩れてしまわないか少し心配だったが、無駄だったようだ。

「…っと」
「ったた…ひねったかな…」
「大丈夫か?」
「大丈夫、これくらいなら治せるから…」

そうロアは指先からほんの小さな光を出す。

そして自分の足首に光を当てた。

「回復魔法か…」
「そう、白に代々伝わってるの。」

…うん?回復魔法使いなら敵視する必要は無いんじゃないか?

「…仕方がないの、それが私たちの定め。」

「…今心読まなかった?」


東雲優里 #291 - 17/08/03 14:17
僕はいいと思いますよ~?


珠。 さんの近況日記

珠。 #39 - 17.10.11 21:22
みんなのSNS入れてみた。
アプリの奴。正直言うとよく分かってません(おい)…ファンになるくらい?かなぁ…(リレー小説でも出来るかもだけど)…╮( •́ω•̀ )╭ワカンネーって事で過去絵あげます(唐突)


珠。 #38 - 17.10.10 21:42
電脳少女Iris参上☆
嘘です。ちなみに電脳少女ってのはとあるサイトでの配信で使用している設定だったり。あとやっと一ヶ月(30日…


珠。 #30 - 17.09.30 07:52
なんというか…
なんかトプ画が私のしか出てこないのだけどなんか普通に恥ずかしい…何これ自分投稿したのしか出てこなくなる仕様なのこれ…文字無し上げときます


珠。 #29 - 17.09.27 18:58
何も出来なくなってきた。
大好きだったリレー小説すら見なくなって今に至っております。キャラ達が頭の中で浮かんでは消えてゆく。そし…


珠。 #8 - 17.07.13 17:47
やばいリレー楽しい。
リレー小説ってこんな楽しかったのか…(*´ω`*)おかげさまでパレット団は賑わってきました…!ありがたや…


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