天然葦の方が好きです。

最近は、
クラシック、
ジャズともに
樹脂のリードを使う方もよく見かける様になり、

それ程珍しく感じなくなりました。
随分 普及したと思います。


発売当初に購入した時は、
非常によく鳴るリードでしたが
１年後に再購入した時には、
鳴りが異なっていました。

（金型の変化や、
仕様の変更があったのでしょうか…）
それ以降は、
使っておりません。


■

［長所］
水や洗剤で洗う事が出来るので、
清潔に保つ事が出来ます。


透明のリードなので、

マウスピースのテーブル（平な部分）に 少し水を垂らすと
・マウスピースが平らかどうか
・フェイシングが、
バランスよく削られているか
と言った事を確認するのには、
分かりやすい商品です。


ソプラノからバリトンまで、
値段が同じなので。

特に バリトンは、
経済的にお得に感じます。


■

［短所］
柔らかい樹脂素材ですので、
天然葦と同様に
使用に伴い マウスピースのカーブの形に反ります。

半永久的に使用可能とはいかないです。


あと、
素材が柔らかい為に
中音域の周波数帯に イコライズする様です。

［良く言えば］ アンサンブルで馴染みやすい、
柔らかな音色
［悪く言えば］ 輪郭のはっきりしない、
モコモコした音色
になります。


控えめな音色を求められる時には良いかも知れませんが。

特に、
多彩な表現を求められる
ソロ演奏には 不向きかと思います。


先端部（ティップ）の薄さも、

市販のままでは厚いので、
ppの反応が鈍いです。


■

天然葦に近づいてはいますが。

まだ１歩、
音楽表現力が 及ばないと思いますので。

天然葦のリードを使い続けています。


今後に期待しております。