安いに越したことはないが

質感は良いが値段がちょっと高いですね。
また，右側のグリップが有る方には掛からないので，プロテクト用途というよりはファンション用途です。
当然グリップの邪魔をしないように，そちら側には無いのだと思いますが。


ネジ付けの平らなグリップも同様ですね。
あれを付けたほうが持ちにくいので付けていませんが，あれもファッション的に好きな人は付けると思います。


左側の耳になっている部分には針金のようなものが入っているようで，形状（角度）を変えられました（保持されています）。
そうすることで本体側部との隙間がなくなりました。


革製品は元々金属やプラと違ってサイズに若干の個体差があるものなのですが，底部も若干変形出来るようで，きちんとはめるときっちりと収まります。
個体差によってしっくりこないものもあるかも知れませんが。


また，若い方はご存知ない方が多いようですが，底部の金属ネジは，雲台（三脚）に取り付ける為にあるネジで，昔からカメラケースには必ずあります。
カメラ本体へのオスネジと雲台へのメスネジが１本になったものです。
脱着にコインが必要なのも昔からの伝統ですねｗ　なお，この金属ネジは，ゆがまずきちんと締めれば（強く締め付ける必要はありません）ケースの底よりわずかに埋まるように作られているので面一になり，置くときにも問題はありません。


電池とメモリーカードの脱着時には，外す必要がありますが，それを面倒と思うか，撮影の一環として楽しめるかは個人差があり，前者の場合や，１日に400枚も500枚も撮影する人なら確かに不便なので，付けないほうがいいでしょうね。


このシリーズのカメラは性能もいいのですが，コンセプトは，撮影という実用面以上にファッション性を考えたもののように見受けますので，ブーツの紐をいちいち結ぶのが面倒だというファッション感覚の人には，元々ないほうが良いアイテムだと思います。
価格を下げる為だけではなく，どうしても必要なものではないので，別売りなのでしょう。


本体と同色もいいですし，敢えて違わせるのも面白いです。
うちは，真っ白にするか悩みましたが，結局，白本体にライトブラウンにしました。
真っ白よりも温かみが出ますね。