他で薬膳を学んでいる人にもわかりやすく知識を整理するのによいかも

この本で全くはじめて中医学に出会うとしたら、
ちょっとハードルが高いかも。

でもどこかで薬膳なりを勉強したことがある人には、
ポイントがまとまっていて良いテキストです。
テキストというより要点まとめ本かな。


現状まだ第一回の試験が始まっていないので問題のレベルがわかりませんが、
この試験に受かっただけで「薬膳をマスターしている」と思ってしまったらとんでもないかなという入門ではありす。
巻末の予想問題をみるかぎりアロマ検定レベルかな。

でも、
正しい知識での薬膳の裾野も広げたいので決してこの問題レベルでも悪いとは思っていません。


今現在どこかに通って薬膳を勉強している人でも、
五行色体表がなかなか覚えられないなと思っていたりするならば、
一度「テスト勉強」としてこう詰め込むのもいいとおもいます。


本の半分は、
写真つきでの食材ガイド。
でも生薬もそれほど珍しいものではなく（くこなど）、
はくさいやトマト、
かぼちゃ、
など常に使うものばかりです。
私自身が日本型薬膳を勉強しているのでこういう「本当に使える知識」を盛り込んだ試験はいいなと思います。


簡単な二十四節気、
四季の養生など、
ちゃんと学校を経営しているだけあり、
ポイントも抑えた構成で面白いです。


また新しい検定ビジネスか、
と最初引き気味だったのですが、
「でも薬膳を専門的に学んでいるのに、
今後メジャーになりそうな検定をもっていないのもどうなの？」と思いまんまとカモになってしまいました。