見つかりにくい近道よりも、とにかく目的地に近づくこと

あわせて購入した『飯田のミクロ』は内容が充実しすぎて理解に苦労したところがたくさんあった。

『思考の型』は、
帯にもあるように、
99％の平凡な私にも理解できる、
実生活で非常に役に立つロジカルシンキング本だった。


本書を読み終えたからこそ言えることだが、
「考え方」について考えてみると、
すべての関係を考慮しながら考えているうちに、
それぞれの問題が複雑すぎるために、
結局、
考えることを投げ出して、
行き当たりばったりの意思決定をしていることに気が付く。


本書では、
「型にはまった思考法」を身につけることで、
ベストでなくてもベターである答えを、
最短で導き出せるような思考法が多々紹介されている。


得てして人は、
一つの解で全ての問題が解決するような方法を求めがちだが、
問題を一歩一歩、
着実に考えること、
そして解決していくことが、
全体の問題を解く最大の方法なのだと、
本書で教わった。
経済学に興味をもつきっかけになるかもしれない。


自信をもってお勧めします。