戦後を思想的に克服しようとの試み
永続的敗戦とは、
第二次世界大戦に敗北したことを日本人が認識において否認することと、
日米安全保障体制をはじめとする戦後の政治、
経済、
軍事体制の下で日本が対米従属を続けてきた(今も続けている)ことが、
相互に補完し合うという状況を指し示す概念である。
自民党の政治家が歴史発言や靖国神社への参拝によって中国や韓国との外交関係を損なう例を我々はこれまでしばしば目にしてきたが、
これは、
日米安保条約がある限り、
東アジアの中で孤立しても、
アメリカとの関係は維持される(アメリカは日本を見捨てない)という安心感によるものである。
この安心感には、
冷戦体制下の東アジアで日本が唯一の民主主義国であり、
経済大国である限り、
ある程度現実的な根拠があった(アメリカにとって日本は東アジアで最も重要な同盟国であった)。
だから、
アメリカも、
日本の政治家が極東裁判を否定したり、
戦後民主主義を乗り越えようとしても、
それが言説のレベルに止まり現実に乗り越えようとしない限り、
不問に付してきた。
ところが、
冷戦が終了し、
韓国や台湾が民主化され、
中国が経済大国化すると、
東アジアの地政学が大きく変化し、
日本はアメリカにとって東アジアで最も重要なパートナーという構図が崩れる。
日本の政治家の発言や行動によって中国や韓国との外交関係が毀損されると、
アメリカとしてもこれを放置しておくことができなくなり、
堪忍袋の緒が切れる状況も出てくる(「傀儡の分際でツケ上がるな」)。
こうして、
日本が対米従属を続けることによって敗戦を否認するという永続的敗戦の構造が成立し難くなる。
このような状況の中で、
戦後という時代概念を吟味し、
これを認識の上で終わらせることで、
永続的敗戦を思想的に克服しようと試みたのが本書である。
永続敗戦論――戦後日本の核心 (atプラス叢書04)

その他の感想

厚みが…
半信半疑で購入、今は毎日使ってます
申し分なしです!
嬉しいデュエット楽譜
いい商品です(ちょっと高いかな)
大人も一緒に使える
価格はともかく、太陽観察のお供に最適。
どうやって飾ろうか迷う
効きそう。頑張ります。
移動多い人にはお薦めです。
これから何をすべきか?に関して新たな視点をくれる本
素材が
ドコモのCMのピアス版!
信頼性 安心感があり低価格
近所の馴染んだ本屋さんが続々と閉店
オンキョーのサウンドボックス故障で交換
子育てが苦しい全ての人に
イイ感じですが
ストアに不満
単3エネループの整理に使用。コンパクトで、操作性が良い。
お金をかけないおせち料理
落ち込んでいる時などにお勧め
ドイニキ大活躍
細身の紐靴
エアコン室内機の水漏れが解消
製図の見方じゃなく、設計の見方
XperiaZ3と組み合わせて使用
ロシアへ
初のフィギュア購入
戻る