深い孤独と心の叫び

プリテンダーはジャクソン・ブラウンにとっては、
とても辛い出来事が起きた後に発表されています。

それは妻フィリスが狂言自殺を計り、
本当に亡くなってしまうアクシデントがこのアルバムの制作中に起きました。

全体的にこのアルバムは暗いトーンですが、
殆どの曲はそのアクシデントの前に書かれていたものだそうです。

私はプリテンダーという曲が大好きです、
この歌詞にこそジャクソン・ブラウンという人間の秘密が隠されている様に思えてなりません。
アルバムジャケットにはLAの街角で大勢の人の中を歩く、
無表情のジャクソンが写っています。

人に紛れて街を歩くこのジャケットは、
彼の孤独を象徴しているのでしょう。

全ての人にこのアルバムを聴いて欲しいと思うそんなアルバムです。