幼きラノベ作家たちの騒々しいコメディ　

　『俺妹』の伏見つかさ氏の最新作『エロマンガ先生』のコミカライズ。
内容的には１巻の５章中２章、

ライバル作家の山田エルフが登場して「エロマンガ先生をよこせ」と言ってくるところまで。

主人公が１５才にしてそこそこ売れてるラノベ作家、
そして同居している引きこもりで銀髪の義妹
（１２才）が実は自分の作品のイラストレーター「エロマンガ先生」だったというかなりぶっ飛んだ設定、

しかも出てくるヒロインが揃ってエキセントリックなキャラなので「俺妹」に比べるとやや読者を選びそう
なコメディ。
特に「エロマンガ先生」＝紗霧を学校へ連れ出そうとするお節介焼きのクラスメート・神野
めぐみのウザいこと（笑）。
ただ出だしはそんな感じですが、
原作では話が進んで各キャラが掘り下げ
られるとだいぶ可愛くなってきます（多分）。

　絵柄は元のかんざきひろ絵に割と近く内容もほぼ原作通りなので、
小説読むのは面倒と思う人には
いいかも。
巻末に伏見つかさ書き下ろしのＳＳと「エロマンガ先生のイラスト」付き。