主翼の塗装が必要なのは残念

B社製の宇宙戦艦シリーズを意識したかのような1/1000スケール。
完成後は30cm強で手頃な大きさ。

原型は今時にしては珍しい原型師の手によるエポキシパテからの削り出しだそうですが、

当時の手描きアニメの劇中のイメージを最大公約数的によく再現しています。

（最終的には原型を3Dスキャンし、
デジタル化して設計していると思われます。
）

各パーツは色プラ仕様なので、
塗装をしなくても概ね設定どおりのカラーリングが再現できますが、

主翼のみグレー一色の成型なので、
前縁の白い部分と黄色いラインは塗装の必要があります。

艦橋の窓と台座の縁の金色は塗装済みです。
ここまで色分けを頑張っているのなら、

主翼に貼るシールやデカールを付属してくれると完璧でしたね。
ちょっと残念な気がします。

（厳密には艦首、
前翼、
艦底部の一部等も、
完全再現するには塗装が必要になります。
）
ブルーウォーターのアステカ風模様は、
模様が印刷済みのシートを挟み込む仕様になっています。


モールドは若干甘めでダルな印象ですが、
スミイレして艶消しクリアーを吹けばシャキっとします。

パーツの分割はB社ほどトリッキーではありませんが、
B社並にガッチリ勘合する感じではありません。


ギミックとしては主砲砲身が展開状態と格納状態を選択でき、
主エンジンノズルを回すと
主翼、
前翼、
垂直尾翼が連動して可動します。
これはギミックとしては大変素晴らしいのですが、

オッサン向けアイテムでここまでやる必要があるのかは疑問ですね。


個人的にはガレキやソフビキットのみだったN-ノーチラス号をインジェクションキット化してくれて
コトブキヤさんに感謝あるのみです。