太平洋戦争で日本軍捕虜になったオーストラリア人の生涯を通して人間の本質を語る力作
オーストラリア人Dorrigo Evansは、
生まれ育った貧しい環境を抜けだして医師になったが、
勃発した太平洋戦争で日本軍の捕虜になってしまう。
日本軍は、
捕虜たちをタイとビルマを結ぶ「泰緬連接鉄道(Thai-Burma Railway)」の建設のために奴隷として酷使し、
飢え、
マラリア、
コレラで死に瀕する兵士を救おうとするリーダーであり軍医のDorrigoは無力感に苛まれる。


戦後「英雄」として讃えられ、
外科医としても有名になったDorrigoだが、
常に挫折感と後悔にかられている。
多くの捕虜の命を救うことができなかったし、
戦争の前に愛した叔父の妻が一生忘れられずに結婚後も多くの女性と情事を持ち続けているのに、
尊敬される価値などない人間だと思っている。

文学を愛するDorrigoは、
理解を超えるような人間の残虐さや、
不条理に出会うとき、
松尾芭蕉の俳句『奥の細道』などを思う(タイトルはここから来ている)。
小林一茶の「露の世は露の世はながらさりながら(A world of dew / and within every dewdrop / a world of struggle)」という有名な俳句も出てくる。
だが、
捕虜の首を切る興奮を語る残忍な日本人将校二人もまた、
俳句を愛する者なのである。
「俳句」という美しい文化を持つ日本の二面性や、
人間性の複雑さ、
芸術の限界を、
俳句を利用することで巧みに伝えている。


理解不能な人間の残虐さを体験し、
愛を失い、
人生を疑いながらも生き続けた男の葛藤の物語であり、
「戦時中の日本軍の残虐行為を非難するための小説」として読むのは間違いである。
この小説は、
オーストラリア人Dorrigoにとっての「奥の細道」なのだ。


最近ではあまり見かけない、
伝統的な正統派の小説といえるかもしれない。
The Narrow Road to the Deep North: A novel

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