新課程のセンター試験に必要な情報を効率的に網羅している

来年の新課程センターに向けて、

各出版社が遅々として対応が進まない中、

面白いシリーズの化学がいち早く出版してくれましたね。

新課程センターは、

基礎科目で無い方は、
実質２次試験と学習範囲が同じなので、

一体どこまで突っ込んで勉強すればいいのか、

自分的には間合いを見切るのが難しいと考えていました。

２次試験で理科を受験する人は特に悩まないのでしょうが、

例えば医学部志望者で、

２次では英数のみ、
理科はセンターのみと言う場合、

今回の新試験に向けて、

一体どこまで突っ込んで学習すれば良いのか、

迷ってしまうわけです(笑)。

旧課程履修者は化学１を選択可能なので、

迷ったら学習範囲の狭い化学１に逃げる事が出来ますが、

新課程の受験生はそういう訳にもいきません。

そんな受験生の迷いを吹き飛ばす意味でも、

この本がこの時期に出てくれた事は非常に価値が有ります。

総ページ数が574ページという、

化学１に比べて1.4倍程に分厚くなった本書を見ると、

新課程のセンター化学がそれほど甘い試験では無い事を痛感させられます。

今までの傾向からして、

新課程の切り替え年の試験は易化する傾向にはありますが、

気合いを入れて勉強する必要がある事を、

この本から察する事が出来ると思います。