海外での活動記録

海外での活動記録として、
国内のファンが暖かく見守るという構図が見て取れる企画だと思います。


アウェイでよく健闘していると思います。
布袋ファンでなくてもこのライブは音楽として高いレベルのものですから、
純粋に音楽を楽しみたいという海外のオーディエンスに向けて作られていて、
音楽のショーとして大変素晴らしいと思います。


布袋寅泰氏の音楽がなぜ素晴らしいかという質問に対しては、
彼の絶対音感による創作活動の素晴らしさが挙げられると思います。
普通の人は楽器を通した音楽教育において楽器で弾けるようになっていったフレーズを覚えるということを経過して、
そのフレーズを自分のものにしますが、
絶対音感があるときそのフレーズを聴くだけで自前の楽器で鳴らすことが（楽譜なしで）できるわけですから、
常人よりも楽器の上達のスピードは早いわけです。


ただCDを聴くだけで、
耳で記憶するだけで、
楽譜なしに自前の楽器で再現できるんですから、
音楽の経験値が増える機会が普通の人より多いのです。


布袋氏のレコードマニアぶりは、
音楽人として当たり前かもしれませんが、
一般の人よりはるかにレコードを聴くということをしている証明でもあると思います。


そういう音楽の経験の深さはギタリストとしても国内屈指ですし、
音楽を聴く経験も絶対音感があるがゆえにプレイヤーとしてもすぐに反映されやすい氏のパーソナリティーもあって、
布袋寅泰氏の本物の才能がいよいよ海外で花開いて行く、
これはまさにその海外での現場を記録したライブ映像であるということです。


評価は星3つにさせてもらいました。


ライブとしてはギタリズム3の血気盛んな「宇宙一のロックンロール」とか、
歴代のライブ映像と比べると、
もっともっと篤いライブあったよなと、
布袋マニアとして最高点をいままでいくつも見てきているので、
布袋はこんなもんじゃない。
彼の本気はもっと凄いんだと言いたいからです。


クールな大人なライブで完成度も高い。


しかし昔からの布袋マニアは言う、
布袋はもっと凄い。