快速テンポで、ブラームスから厳しい古典的作法を引き出した驚異の名演
シャイー(Riccardo Chailly 1953-)指揮、
ゲヴァントハウス管弦楽団による、
ブラームス(Johannes Brahms 1833-1897)の交響曲全集。
2012〜13年の録音。
CD3枚組。
シャイーは、
コンセルトヘボウ管弦楽団と1987〜91年にも全集を録音していたあので、
20年以上経ての再録音ということになる。


ただ、
このたびの録音は、
前回のものと比べて、
きわめて企画性の高いものとなっている。
その理由は収録内容の多彩さにある。
収録曲目を一通り俯瞰しただけで、
「網羅性を充実させた、
資料価値の高い全集」であることはわかるが、
更に「1枚への収録曲目の量」に目をむけると、
「速いテンポによる演奏」であることも察せられるに違いない。


さて、
聴いてみての感想である。
前提として、
私はかつてシャイーがコンセルトヘボウと録音した全集をたいへん気に入っていて、
よく聴くのだけれど、
その「前回作」とはまったく異なった印象を受けた。
その印象の差異の大部分は「テンポ設定の違い」にある。
このたびの録音はやはり速い。


この「速さ」がどのような考察から導かれたものなのか、
わからないが、
とにかく非常に小気味よく音楽は進行し、
用いられる表現が実にヴィヴィッド。
活力に溢れ、
粘着性のところはほとんどない。
このテンポを維持するため、
音響は適度なスリム化が行われ、
浪漫的な高揚や、
膨らみは可能な限り排されている。
そして、
非常に締まったシャープな感覚の音が次々と連鎖反応のように繰り出される。


こうやって書くと、
その演奏は無機的で機械的なものと思われるだろうか。
ところがそうではない。
これがこの演奏の凄いところ。
シャイーがちょっと前に録音したベートーヴェンの全集を聴かれた方なら想像しやすいかもしれない。
あれも速かった!しかし、
決して情感は圧殺されていない。
それどころか、
美しい響き、
抒情性はさりげなく、
適度に残っているのである。
まるで上品な、
ちょっとしたときに気付く香水のように。


その上、
迫力も失われていない。
むしろ高速進行の中で、
凛々しく鳴らされる金管やティンパニの量感のあるフォルテは、
力強く、
リズム感豊かで、
聴き手の気持ちを高揚させる。
ブラームス:交響曲全集

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