とても読みやすい文芸批評
「本書は、
ひとことで言えば、
想像力と現実が関係をもつことのむずかしさを主題とした本です」(p.1)。


まえがきで著者の東浩紀氏はこのように述べている。
「むずかしさ」がキーポイントである。

と言っても、
身構える必要はない。
本書はサラリとした筆致で、
とても読みやすく書かれているからだ(人によっては1時間ほどで読み終えてしまうのではないだろうか)。


本書は読みやすい。
いや、
読みやすすぎる。
そこが唯一の難点だ、
と言ったら言い過ぎだろうか。

これほど複雑な問題をすっきりと整理して書ききる著者の力量には脱帽するが、
正直に言って、
私は著者の言う「むずかしさ」をあまり感じることが出来なかった。

読後はむしろ、
わかりやすさと妙な居心地の悪さが残った。

もっと詳しく、
複雑な部分まで含めて論じてほしい!というのは、
氏の才能を考えれば無い物ねだりでもないだろう(特に、
第四章五節で唐突に出てくる「憑く女」のアイデアについて)。


私見だが、
近年の東氏は、
著作に対して寄せられる度重なる誤解や不当な批判に疲れ果て、
過剰に防衛的な著述スタイルに変わってしまっていないだろうか。
『ゲーム的リアリズムの誕生』(講談社現代新書, 2007)以降、
その傾向が顕著であるように思える。

本書の読みやすさは、
誤解を生みそうなアイデアや複雑なコンテクストをあらかじめ排除したところに成立している。
わかりやすさを優先した結果なのだろう(そういう点で、
今回の著作が「です・ます」調を採用しているのは象徴的だ)。


本書はそもそも、
非常にねじれた読解方法を採用している。

セカイ系の困難という視点をもとに、
エンターテイメント系作家を横断的に取り上げつつ、
彼らの作品の中に近代文学の伝統的な諸問題(「家族」「恋愛」「性」など)を再発見してみせる、
という読解だ。

セカイ系は新しい現実に対応した新しい問題を描く、
というのならば話は単純だが、
そうではない。

むしろ逆に、
東氏が取り出す諸問題は驚くほど伝統的でかつ「古い」のである。
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