タイトルに偽りなし（例外はある）

興味をひくタイトル。

その中身はといえば、
売主側の仲介会社が土地の用途を吟味して、
欲しがるであろう相手に広範囲に営業をかけて、
オークション方式で売却するというもの。

あまりにも画期的なので、
旧態依然をよしとする業界関係者の反発が予想される。

ただし注意点（例外）がある。

相場の３割増しで売られた１４の成功事例は、
７６坪から２１２４坪までの不動産。

５０坪以下の不動産は、
ほぼ個人の宅地としてしか使い道が考えられないので、
隣地の持ち主がほしがっているなど特殊な事情がある場合をのぞけば、
おそらく相場前後でしか売却できない。

それでも、
この本を読むと、
仲介会社が熱心なら、
価格を上げる余地があることがよくわかる。
これまで、
まっさきに手を挙げれば先着順で買うことができていた買主にとっては迷惑な話だが。