「アメリカ文明の鎖国性」は何に由来するのか?
「戦争史観の転換ーーアメリカ文明の鎖国性」西尾幹二

ここで西尾が言う「アメリカ文明の鎖国性」というのは、
アメリカ人の狭隘で傲慢な価値観、
精神性における「鎖国性」のことである。
キリスト教を基盤に、
グローバリズムの名前で世界普遍性を説いた瞬間に「傲慢さ(ヒュブリス)」の罠に落ちて、
「自由と競争」において一定の成果を収めるものの、
国際政治や外交で取り返しのつかない破壊と失敗を繰り返す。
ここ100年間、
アメリカが主導した国際政治は、
「アメリカ精神の鎖国性(無知と傲慢)」によってかきまわされ、
いたずらに混乱を招き、
不要な戦いを生んできたのではないか。

例えば、
20世紀の歴史で「W.ウィルソン」と「F.D.ルーズベルト」という二人のアメリカ大統領が犯した過ちは、
彼等の個別的な資質だけに原因があるわけではない。
全体としてアメリカ人が持つ無知と傲慢、
多様な文化・文明の価値観を認められない「精神の鎖国性」に問題がある。
西尾は、
多分、
そう言いたいのだろう。


今回の論考で、
西尾は、
「アメリカ精神の鎖国性」を明らかにするために、
二つの補助線を引いて、
その比較から、
アメリカの問題性を明らかにしようとしている。

1  アメリカにおける「西欧型中世の欠如」。
「封建領主制、
騎士団、
荘園などの『小集団文化』をアメリカ史が知らないことの欠陥。
」西欧中世に存在した戦争のゲーム性を知らないために「敵の名誉」や「敵を赦す」ことを知らず、
「正義の戦争」と称する独善と徹底的破壊。
政治としての戦争文化の未熟さ。
(この補助線の有効性については、
厳密には、
西尾は結論を保留し、
仮説的考察とする)
2 古代ギリシア文明との比較。
特に、
古代ポリスの奴隷制社会における「自由」と「平等」の現実。
アリストテレスの「奴隷制正当化論」と後代への影響について。


まず、
「中世の欠如」である。
西尾自身は、
この問題について結論を留保しつつ、
ただ、
そこに示された視点については考察の対象にしている。
正論 2013年 10月号 [雑誌]

その他の感想

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