NIKE、侮る無かれ。

シリアスランナーやファンランナーを含むシティランナーにとって、
トレーニング用とレース用のシューズを分けられてる方が多い事と思います。

私もその中の一人で、
レースではレース用のシューズを使用するものの、
トレーニングでは様々な目的に応じてシューズをローテーションしています。

勿論、
気に入ったシューズを長持ちさせたいという気持ちもあるのですが、
シューズを変える事で、
得られる感覚が変わりトレーニングにも刺激が加わるので、
おすすめしています。


さて、
NIKEと言えば、
数年前まではランナーの中ではデザイン先行であまり実用性という点で他のメーカーに遅れをとっていた、
というイメージが多い事かと思います。

しかし近年のランニングブーム、
ベアフットランの関心の高まりにより、
国内だけでなく海外メーカーもしのぎを削って、
独自のテクノロジーを発展させる等、
以前に比べてランナーの選択肢は飛躍的に高まったと言わざるを得ません。

NIKEもその一つで、
アッパーの熱圧着や、
アッパーとシューレースの一体化をより高めるフライニットの開発と成長速度は思わず目を見張るものがあります。


こちらのルナグライドはビギナーやファンランナー向けの製品ですが、
前述のフライニットの採用やNIKEの代名詞的なエアクッションよりも軽量かつ衝撃吸収性の高いLunarlonフォームを搭載している為、

エントリーモデルとしては、
非常に技術的にも性能面においても優れたシューズです。


私自身はプロネーションのないランナーですが、
こちらは本来ややプロネーションのある方に開発されたミッドソールの設計をしています。

内側にはやや固めのクッションであるPhylon、
外側から前足部にかけてLunarlonフォームが使われており、
安定感で言えば非常に優れていると言えます。

また、
ソールの厚さやシューズ内のブレを防ぐしっかりとしたヒールカウンターも搭載しているので、
デザイン性が優れているのは言うまでもなく、
性能面でもランナーを満足させる出来に仕上がっています。