「システムとしての」犠牲。それ超えようとする営みを抜きに、人類の未来はあるのだろうか?
福島と沖縄を、
「犠牲のシステム」というフレームの中で一緒に論じていいのだろうか?
……これが、
この本を見た瞬間、
私が抱いた違和感でした。


ところが、
いざ読み始めてみると、
一つの肉声を聴くようにすんなり読めました。

違和感が消えたのは、
著者が福島県出身であるということも一役買っているのでしょう。


本書の約三分の一を占める沖縄についての論考では、
特に予備知識がなくても、
理解できるように配慮されています。

基地問題の歴史的な経緯や問題点がわかりやすく説明されています。


原発問題の論考では、
マスコミがほとんどふれない司法の責任についても書かれています。

最高裁の判事まで原発企業に天下っているとは……原子力ムラの隠された実態をまた一つ見せられた思いです。


思わず冷水を浴びせられた気持になったのが、
横須賀に米軍の原子力空母ジョージ・ワシントンが寄港しているという話です。

東京湾には原発が2基あるのと同じだ、
と著者は指摘していますが、
この事実は、
ほとんどの日本人が知らないのではないでしょうか。


高橋哲哉氏は、
福島と沖縄は犠牲のシステムであり、
差別の構造である、
と述べています。

この「犠牲のシステム」には、
犠牲にする者と犠牲にされる者とがいる。

「犠牲のシステムでは、
或る者(たち)の利益が、
他のもの(たち)の生活(生命、
健康、
日常、
財産、
尊厳、
希望等々)を犠牲にして生み出され、
維持される。
犠牲にする者の利益は、
犠牲にされるものの犠牲なしには生み出されないし、
維持されない。
この犠牲は、
通常、
隠されているか、
共同体(国家、
国民、
社会、
企業等々)にとっての『尊い犠牲』として美化され、
正当化されている」
(このフレーズはp.42をはじめ、
何度かくりかえされている)

著者は2つの注釈をつけています(以下は、
本書から私がまとめたものです)。


その1つは、
この構造は、
全く同じというわけではなく、
両者には明らかな違いがあるという点。
犠牲のシステム 福島・沖縄 (集英社新書)

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