話はかみ合っているので読んで損はない

松原氏が「常識から疑え！山川日本史　近現代史編」上下巻にインスパイアされて企画が進行して出版の運びとなっただけあり
話はかみあっている。
勉強法、
学部選びについては特に斬新というものでもないが実行可能なものである。
要は基礎学力のつけ方。
（地道な練習で３ポイントシューターへ。
正しい方法で練習ということだな。
「スラムダンク」の神宗一郎。
）
大学受験に限らず「戦略の立て方」の本としても使える。
日本では戦術を教えるが戦略を教えない。
固有の欠陥？

松原氏の予備校裏話は信頼できる。
特に河合塾について。
(左巻き講師が文系で目立つとの指摘はその通り。
）ｐ123-126
ああいう状態になっても代ゼミを薦めているがレビュアーも同じ意見。
自由さがいい。
それが裏目に出ていただけなのでリストラで変化できるものと信じる。

でも私立文系なんて行っても「就職」の足しにはならないからな。
「就職は基本コネ」なので「就職」で大学を選ぶのはありだ。
(薬学部もありだったが６年制ではもう遅い）ｐ63参照。

この本でも理系を薦めているが数学・理科の学習法が書いてないのが玉にきず。
（能力を超えているのはたしかだが）
松原、
倉山＋理系指導の先生で理系用の本を１冊作っても面白い。
裏話もくっつければなおよし。


コメント　早大合格には英語に失敗しない＋国語をうまく切り抜けることが必要条件。

　　　　　慶大は英語がきっちりできることが十分条件。
他は(除くソフィア）１科目ホームランでいい。

　　　　　これは昔も今も変わらない。
経験者は語る。


　今度は倉山先生に大学入学後の生活を含めた大学の使い方「倉山満のつくり方」について書いてほしい。

案外今の学生はそういうのをほしがっているかもしれない。

素直な学生が多いのでハマれば「倉山満の後継者」がひょっとして出現するかも。