出すごとにクオリティが上がる

美しいストリングスから始まるバラードです。

歌番組ではまずこの美しいイントロから流れることがないだろうことがとても残念です。

このイントロからのあえてミディアムテンポのラップが
切なさをより強く感じられます。

前作と続いて今回もバラードですが、
そんなことは全く気にならないほどに
とにかくキレイな曲です。

メンバーそれぞれの個性も生かした歌い分けになっていると思います。

この曲を聴いて、
あらためて彼らが同じグループであることの奇跡を
ファンとして感謝したい気持ちになりました。


他の収録曲もそれぞれにカラーの違った、
聴き応えのある曲ばかりです。

「BEAT OF LIFE」タイトルの通りビートが利いていて、

ダンスグループでもあるV６のステージに思わず期待したくなる1曲です。

「Good Life」これもミディアムテンポの曲。

V6が得意とする応援歌で、
だけどがんばろうというものではなく、

そっと隣にいて背中を支えてくれるような、
そんな曲です。

「僕たちの明日」これも応援歌かな。

人生は美しい。
それを元気いっぱいに歌ってくれています。


彼らの音楽はこの数年、
出すごとにクオリティを上げているように思えます。

昨年発売の「君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか」を聴いてもわかるように、

コーラスも（女声を除いて）ほぼメンバーのみで構成できるほどの歌唱力も持っています。

今後もアイドルという立場をうまく利用して、
ひとつのカラーにとらわれることなく、

自由に変幻していってほしいと思います。


来年はデビュー20周年です。

きっとこだわりにこだわりまくったアルバムが出ることでしょう。