無とは、空間も時間もないところ。神を不要とした超自然主義への痛烈な一撃
年末恒例のオーディオ製品のベストバイ本を求めて近所の書店を訪れ、
ふと書棚をみていて、
何故か目をとらえたのがこの本。
「宇宙が始まる前には何があったのか?」。
宇宙、
生命、
精神、
数学などの科学教養読み物には前々から関心はありましたが、
普通は、
それを探しに行って買うというパターンですが、
これは、
衝動買でした。
タイトルとともに前書きを読んでみて、
単にインフレーション宇宙の話ではなく、
神学、
哲学などの形而上学的思考と科学的アプローチ、
考え方の差に触れていたからです。


他事もあり、
読了に20日間ほどかかりました。
一気に読めば、
数日もかからないでしょう。
まず、
日本語が大変こなれています。
翻訳ものということを全く意識させません。
数式も、
相対論のE=mc2乗という有名なものを示しただけで象徴的なものとしてしか出てこないので、
その方面には無知識の私には好都合でした。
ただ、
文章は簡単でも内容は微妙かつ頭がしびれます。


結論的に言うと著者の謂わんとするところは、
前書きと「はじめに」、
エピローグ、
そして友人のリチャード・ドーキンスによるあとがきにあります。
無についての捉え方が言葉を変えて述べられています。
それらの理解を助けるためのものとして各章で、
平坦な宇宙、
ビッグバン、
インフレーション、
マルチユニバース、
素粒子物理などが平易な事例を使いつつ紹介されます。
関係者の伝記的な話も挿まれていました。

また、
各章の頭には、
先達の名言もありメタファーとして洒落ています。
私の好きなのは、
第1章のそれ「どんな旅にも必ず『始まりの謎』が付き添っている。
そもそも旅人は、
いかにしてその出発点にたどり着いたのか?」ルイズ・ボーガン。


宇宙や銀河、
そして地球、
人間が存在することの『目的』を前提とするのではなく、
Whyではなく、
Howを探究する科学の底力を示した良書と思います。
たまには通俗小説でなく、
こういう科学啓蒙書を読んでみたいなと思う人にお勧めです。
宇宙が始まる前には何があったのか?

その他の感想

子供と一緒に楽しめています。
コンセプトに満足、解説にやや不満あり
初めてのグラフィックボードを増設、簡単にセッティング出来ました。
Mac miniで使用中ですが、重宝してます。
乱歩メルヘンの花
子供が喜んでいる
マフラーのバンテージ用には使えない
まるでラノベの出だしのようだ
ほぼ等身大でインパクトがある
これさえあれば完璧、という類の本ではないです
これだけは神アニメと認めてやる
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