人を裁く困難
「裁判」と銘打っただけあって、
被告がいて検事がいて弁護人がいる。

ただ、
裁判官はいない。

歴史の事象ではなく、
人を裁くことの難しさを本書は伝えている。


今となれば明らかに対中戦争は泥沼化し、
対米戦争は無謀だった。

陸海軍は反目し、
それぞれが組織の論理に埋没する。

それを裁く文官のリーダーは不在。


その歴史を「愚かだった」と裁くことはできても、
その渦中にいた人を裁くことは極めて困難となる。

各々が自身の良心に従い最適な選択した結果、
組織として最低の行動をしてしまう、
ということは私達も日々

本書では、
特に松岡洋右の、
加藤陽子による弁護に注目したい。

松岡といえば帝国陸軍並みの独断専行を外交において実現してしまった、
日独同盟と国連脱退の張本人として、

昭和天皇まで白鳥敏夫と並んで忌避してきたとされるくせ者という見方が支配的だ。

だが加藤が松岡の調整や根回し能力の無さを認めつつも、

彼の当時の世界観および外交戦略そのものは当時の制約条件の中ではそれなりに妥当だろうと論陣を貼ったのが新鮮だった。

広田においても同様で、
当時、
彼らがどのような情報を得ていて(人によって入手している情報に大きな差がある。
陸海軍でも認識している国際情勢が大きく異る、
ましてや政権内部でそれが統一された気配はない。
これが現代との大きな差だと思う)、
何を脅威に感じていたのか、
といった精神史的視点も、
人物評価には欠かせないことを、
本書は繰り返し教えてくれる。


戦後の歴史を知る私達が「英米と戦争なんてとんでもない」と断罪することはたやすい。

だが、
英米というが、
英米は一枚岩でないとする英米可分論、
陸軍の存在理由たるソ連の脅威。
海軍における対米戦準備の歴史。

ナチスドイツの途中までの破竹の勢い。
バスに乗り遅れるなという常に好戦的なマスコミと世論。

二・二六事件からトラウマとなっている陸軍によるクーデターの恐怖や国内共産主義革命の心配。
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