「地に足の付いた」情報の集め方

図書館で情報集めを行う重要性といった普遍的意義から、
何を／どこの／どのように図書館に当たるかのような実践的内容まで、
「図書館」を使う際に知っておくと良い知識をあまなく網羅している。


特筆すべきは、
「どこの図書館がどのような内容に強いか」の具体例が豊富にあることだ。
社訓を取り揃えている図書館や、
車関係の書籍を集めている図書館の存在など、
この本を読まない限りはずっと知らないままのはずだ。


また、
図書館自体がどのような法規に従って運営されているか、
司書がどのように養成されているかといったことにも言及されている。
そのため、
図書館の使い方だけでなく、
図書館自体についてもある程度知ることが出来る。


ネットだけで情報を集めきれないときは、
ぜひこの本を一読してから、
図書館に当たることでより効率よく情報を集められるであろう。