『コレクター』よりは遙かにリアルでまともな映画

　人が面白いと言っていたのはこの映画だったのに、
間違ってこっちでは犯人を演じているジョン・キューザックが刑事を演じている『コレクター』の方を借りて見てしまったらヒドイ映画だった。

　ようやくこのブルーレイを借りて見た。

　しかしこういう汚い世界を描くのに、
ブルーレイえ見る必要はなさそうではある。

　それでも米国の北国の吹きだまりのようなエリアのある一面を捉えてはいる。
本作にはそういうリアリティがかなりある。

　個人的なある事故から若い女性に対する犯罪に対して執念とも言える捜査を続けるニコラス・ケージ演じる実在のこの刑事のキャラクターもよく描けていると思う。

　気になるのは、
手持ちカメラのようにわざと安定させない映像ぐらい。

　サスペンスよりもリアリティを重視しているが、
終盤のマフィアが絡んだ展開はかなりのハイテンションになるので、
体力は当然、
要求される。

　実録犯罪ものとしては、
なかなかの映画だ。