ファルコム史上最高の音質

現在の日本のＪ-ＰＯＰやアニメ音楽ＣＤは編集でコンプレッサーをかけ過ぎて、
時には音が崩れるところまで音圧を上げています。

理由は安価なイヤホンや携帯端末での再生が増えたため、
多少音が歪もうがパンチの効いた音がうけるからです。

ところがこれらのＣＤをしっかりとした機材で聴くと‥‥音楽が嫌いになります‥‥
将来、
再びオーディオブームが到来したとき、
または技術が進んで現在数百万の機材でしか出せない音が数万円の機材で実現できるようになったとき、
現在のアニソン等のＣＤがどれだけ音が悪いか気づく時が来るかもしれません。
音楽センスのある方なら聴くに堪えないことでしょう。

今回のＣＤはそんな現状に一石を投じる「意味のあるＣＤ」です。

この音質なら将来においても「ゴミ」にはならないでしょう。
また、
このＣＤと普通のサウンドトラックとを聴き比べて、
音質があまり変わらないと感じるなら視聴機材を見直すべきかと思います。


「音質＝音楽の楽しさ」ではありません。
個人的には音質は高く評価できるものの、
アレンジや選曲には不満がありました。

しかしながら、
評価としては個人の趣向を廃して、
ファルコムの取り組みと音質を評価して５とします。

今後も、
この水準の音質でのＣＤ制作を強く希望します。


※オーディオがわかる人へ
今回の再生環境
プレイヤー：ＥＳＯＴＥＲＩＣ　Ｋ-０１
クロック：ＥＳＯＴＥＲＩＣ　Ｇ０１
アンプ：デジタルドメイン　Ｂ１a　２台をＢＴＬ接続(プレイヤーからダイレクト接続)
スピーカー：Ｂ＆Ｗ　８００Ｄｉａｍｏｎｄ(ViennaAcousticsのTHE MUSICでも再生しました)
ケーブル類は全てＡＥＴ Ｅｖｉｄｅｎｃｅ
電源はオーディオ用に専用回線を引いています。
音質チェックの時間帯はAM3:20~4:50とノイズの少ない時間帯を選びました。