神様ミクロ
日本語で書かれたミクロ経済学の書籍の中では本書が最も完成度が高いです。


専門家によくありがちな,ジャーゴンだらけで結局何が言いたいか伝わらない本と本書は一線を画しています。


理論の説明も直感的かつ厳密さを犠牲にしていません。

そして理論を説明した後に,「ではミクロ経済学理論の眼鏡で現実を見ると,どのように世界が見えるのか?」ということで,私たち身の回りや社会で起こっている問題を取り上げて,どのような洞察が得られるかを分かりやすく解説しています。

具体的にはTPP問題,地球温暖化と排出権取引,原油価格の高騰,ユーロ危機,その他多数の実社会で起こっている様々な問題をミクロ経済学的見地から考察し,違った角度から社会の一面を私たちに見せてくれます。

私は本書を読んで,いかに自分の社会に対する見方が独りよがりで偏ったものであるかを思い知らされました。
それと同時に視界が開けたような一種の感動すら覚えました。

まさに「ミクロ経済学の力」を垣間見ることができました。


しかし,残念ながらミクロ経済学の力だけで全ての社会問題は解決できません。

「では,どうしたら良いのでしょうか?これがわれわれに突き付けられている思想的課題です。
『正しい答え』というのはありません。

終章:イデオロギーの話をしよう,より引用。


最後にカンドリ先生はマーシャルの言葉「冷静な頭脳と暖かい心(cool heads but warm hearts)」を引き合いに出して締めます。


感情論に流されず冷静に現実を見つめると同時に,社会で困っている人たちのために邁進できる暖かいハートを持った人が増えていくと良いですね。
ミクロ経済学の力

その他の感想

足首ガード
生姜汁臭
大きなサイズを購入する方はお気をつけて。
安くて高性能でどんな人でもおすすめできそう
UBIシニアチームのボケが炸裂しました
こんな使い方も
やっぱりシニア編もないと
ちょっとうっかりしてました
★5です。
499円とリーゾナブルでしたのに、急に高くなってしまい残念です。
綺麗にしやすくて満足。
私はタイトルがミスマッチだと思いました。
靴底の縫い目から裂けている
池上さんらしい「読み手にも解釈を委ねる」本
値段の割には使えるかな・・・
三訂版で更なる改良。
2012年10月中旬に購入しました。
パンフやガイド本と同じ内容が多い
これすごい!!粉吹き肌でもしっとりつっぱらない。
早い配送ありがとうございました<(_ _*)>
ははは…(笑ってごまかす
ワタの絵本(そだててあそぼう)
解かりやすい
若者でも。
ハイレゾ初級の高齢者で扱えます***
対応が早い
新世紀の扉を開く男
待った甲斐がありました。
おつまみはアーモンド、これだけ良い成分に満ちているとは知らなかった
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