重要なのは、『時代劇は現在進行形のエンターテイメントである』 という原点。
子供の頃から青年期の前半頃まで、
時代劇は毎日のようにテレビで放映されていた。
そして多くの好きな番組があった(ちなみに著者とはほぼ同世代)。
そして、
青年時代の後半期(90年代末頃)から時代劇がだんだんつまらなくなったと感じていた。
きっと年齢にともなって成長し、
人生経験を積んだことで、
単純な勧善懲悪やワンパターンを楽しめなくなったのだと漠然と考えていた。


しかし、
最近になって昔の時代劇がDVD化されたものを観ると、
とても面白いのだ。
年齢的に昔と異なる部分を楽しんだり、
楽しめなくなったりはあるけれど、
やはり面白い。
なぜだろう? と疑問や不満を感じていたため、
この作品をさっそく購入して読んでみた。


まず、
著者の時代劇に対する“ 愛情 ”をひしひしと感じた。
時代劇がつまらなくなった(滅び去ろうとしている)理由について、
演出者、
監督、
役者(主演・助演)、
脚本等のそれぞれの事情をあげているが、
それは煎じ詰めれば、

製作側が、

「時代劇は現在進行形のエンターテイメントである!」という大原則を忘れてしまった(または世代交代のため初めから認識していない)ことにより、
「観客が不在になってしまったことによる」と、
断じている。


時代劇は、
単に古い時代を舞台にしたドラマなのではなく、
社会的な制約の多い(たとえば、
発砲やカーチェイスなど日常的ではないのでドラマとして不自然になってしまい、
どうしてもエンタメ面の幅が狭くなってしまう)日本社会において最高のエンターテイメントを提供しうるフォーマットである、
という認識のあるなしが分岐点のようだ。
そうした視点から見ると、
NHKの昨今の大河ドラマなども昔の時代設定をした現代劇 ≠ 時代劇と言えるだろう。
著者の言葉を借りると、
「大河ドラマは今やコスチューム・キャラクターショーに変質した!」である。
そもそも時代劇は現代を投影したものだから、
現代劇っぽくなること自体は問題はないとは思うが、
エンターテイメント性を換骨奪胎した作品では面白かろうはずがない。
それを楽しめる人にとっては、
出演者などが重要なのであって、
時代劇である必然性はないといえるだろう。
なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書)

その他の感想

いい商品 ありがとうございます。
買ってはいけない。捨てるだけ。
デリバリ-
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むにゅむにゅモチモチ
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