ドイツを「西欧」にし、欧州に平和をもたらした外交
第二次大戦まで戦火の絶えなかったヨーロッパは戦後、
劇的に平和になった。
これは西独初代首相であるコンラート・アデナウアーの「西欧化」の選択に依る所が大きい。
本書はアデナウナーの生涯を追いつつ、
その政策の歴史的意義を論じる。


中欧の大国・ドイツは第三帝国崩壊まで、
フランスという仮想敵国を持ちつつ、
東西を天秤にかけた外交を弄したり、
中東欧を勢力圏化したりする「何をするかわからない大国」だった。
これが欧州の国々に疑心暗鬼を生んでいた。
極東の日本にすら「複雑怪奇」と言わしめるほどだから、
周辺国、
特に小国には脅威だったろう。
戦後、
アデナウナーは独仏和解を成し遂げ、
自国を「英仏を基軸とする西欧国家の一員」とはっきり位置づけることで、
西欧を裏切らない「西向くドイツ」になった。
ドイツ外交の劇的な転換点だったと著者は評する。


なぜ大転換できたのか。
もちろん、
敗戦が一番の要因だが、
アデナウナーの選択も大きかった。
アデナウナーは戦間期、
ケルン市長を務め、
ライン川を挟んだ独仏の争いに否応なく巻き込まれてきた。
ケルンを含むドイツのライン左岸域の取り扱い(ラインラント問題)は第一次大戦後、
混乱を極めた。
ドイツの復讐を恐れるフランスは、
この地域を緩衝地帯、
あわよくば勢力圏にしようとしたため、
ドイツ軍を排除し、
軍も進駐させた。
住民の間にも独立やフランス併合の動きがあった。
戦後もフランスはルール地方の工場を解体していた。
このことから、
アデナウナーは独仏国境を巡る遺恨と相互不信が続く限り、
欧州に大戦の火種が残り続けることを実感した。


アデナウナー自身の個人史も非常に面白い。
41歳の若さでドイツ第2の都市・ケルン市長に就き18年在任した。
この間ラインラント問題の処理や戦間期の復興を支えたが、
ナチス政権時に追放された。
ドイツ敗戦後、
ケルン市長に復帰するも英軍に罷免され、
中央政界に活動の場を移す。
重鎮地方政治家という顔と老練な交渉力で暫定政府の代表になり、
主権回復後には西独首相を務める。
アデナウアー - 現代ドイツを創った政治家 (中公新書)

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なんじゃとて・・
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