「オウムでなくてもよかった」何かについて考えることを迫る
森監督の「オウム内部から日本の社会を見る」という視点は、
「オウムは悪、
社会は被害者」という多くの日本人が無意識に下していた判断を「オウムとは何か」というより根源的で困難な問いに引き戻すものだ。
そしてわれわれに「もう一度考えよ」と迫る。


地下鉄サリン事件に連なる一連の凶悪事件のことを何も知らずにこのドキュメンタリーを見たら、
この大人しい若者たちが、
メディア、
警察、
近隣住民になぜここまで問答無用でつるし上げられているのか、
奇異に映るだろう。
いったいこの人たちは何をしたのだろう、
と。
それほどまでに彼らに「狂信」や「妄信」といった言葉がそぐわない印象がある。
意外だったのは、
彼らがかなり自分たちを客観視できているということだった。
「みなさんにはこう映るのでしょう」「マスコミの方たちもお仕事ですから」と、
自分たちを追及する人間たちにも丁寧に対応している。
テレビ局や警察のほうがよほど横暴で、
言っていることに筋が通っていないと思える場面が多かった。
オウム信者たちの立ち退きを要求するアパートに張られたビラは、
それじたいが過激な宗教由来のものに見えた。


森氏本人は、
中立的なドキュメンタリーなど存在せず、
そこには作者の意図が入り込むことには自覚的である。
ハリー・ポッターのような、
童顔で人当たりのいい荒木浩はじめ、
オウム信者のなかでも比較的まともな人間を選んで密着し、
マスコミ、
警察、
住民らから、
理不尽な言葉を浴びせられながらも淡々と職務をこなしているさまを撮れば、
普通の人がみていくばくかの同情を感じる映像に作り上げることはさほど困難ではない。
すべてのドキュメンタリーはプロパガンダの要素を持っている。
では報道資料、
ニュース映像が中立的で客観的かといえば、
このSNS全盛の時代、
まったくそうでないことは多くの視聴者が理解している。
ただ、
このドキュメンタリーが公開されたころは、
インターネット人口も非常に限定的で、
グーグルやブログといった言葉さえ一般的ではなかった。
マスコミの報道はいまよりも圧倒的な影響力を持っていたと思われる。
A [DVD]

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