ストレートも笑い、感動するゲイドラマ

イギリスで作られたドラマをアメリカでリメイクすると大抵オリジナルの方が面白いことが多いが、
本作に関してはそのセオリーは当てはまらない。
もちろんオリジナルも大変優れた作品だったが、
そのスクリプトを更に発展させ、
長編シリーズとして完結させたこのUS版は評価に値する。


ドラマは"Sex and the city"的な、
主役ゲイ4人のオシャレなナイトライフや奔放なラブライフ、
露骨な性描写や笑いのシーンも数多く見られるが、
社会からの偏見、
エイズの恐怖などシリアスなメッセージも多分に含まれており、
全く収録時間の長さを感じさせず一気に最後まで見せてしまう。
そして何といっても４人のキャラクターの作り込みが素晴らしく、
深い共感と愛着を持って彼らを見守らずにはいられない。
特にブライアンは、
ストレートの視点からでも強烈にセクシーで魅力的で、
思わずGale Haroldの他の出演作品も探してしまった。
しかし舞台中心の活動らしくあまりフィルモグラフィーがなく、
しょんぼり・・・。