期待しすぎた。あまり参考にしない方がいい。

私も女性でひとり旅をするのですが、
若くかわいらしい著者が書くからには、

女性視点の「なるほど！」という情報が得られると思い購入しました。

読んでみて最初の感想は、
「うーん…美人は得だね…」でした。

こんなに現地の人に言い寄られたり、
親切にされたり、
普通はなかなかしません。
こちらも相手を警戒していますし。

これは完全に、
若くかわいい日本人女性がちょっとスキを見せながら旅をしている、
という状況での旅エッセイ。

私からすると「あなたが無事だったのはただ運がよかっただけです…」と思わざるを得ません。

もう一冊の同じ作者の本のレビューにも「女に嫌われる女」とありましたがその通りだと思います。


この本は、
既に旅に出ている人にとっては特に新しいことはありません。

この本を買ってまで旅に出たいと思っている、
旅に出たことのない人、

のキッカケにはなるかもしれませんが、
そうすると、
また気になることが。

本文に「思い立ったら２日でマチュピチュにだって行ける」とありますが、

今までそういう旅を思い立てなかった人が、

２日でマチュピチュには条件がよほどそろわないと、
物理的にたどり着けないでしょう。

前日までに入山チケット買わないといけませんし。
そう考えると、
誰向けの本なんでしょうこれは。


ただ、
ちゃんと考えて行動する強い女性だなとは思いました。

狙って書いてるなら方針変えたほうがいいと思います。