真犯人は居るのか?
福島で大規模な健康調査が県主体で実施されている事から、
私も検査データの改ざんや、
隠蔽等がなければ良いが・・・と、
内心思っていた所、
案の定と言うべきか、
やはりと言うべきか、
情報操作とも言うべき不正の事実が、
毎日新聞により暴露されました。
本書は、
毎日新聞が報道した一連のスクープ「福島健康調査の秘密会」について、
担当記者自身が、
事件の全容と全容解明に至った詳細なプロセスを語ったものです。


健康調査の結果は、
公開の検討委員会で報告される事になっているのですが、
関係者が事前に集まり(秘密会)、
どの様に説明すれば騒ぎにならないか等を下打ち合わせし、
あらかじめ決めたシナリオを各委員に配布していた事や、
また、
公開された議事録には多くの改ざんがある事等が明らかにされました。
さらに、
調査目的が県民の「健康被害の低減」ではなく、
「不安の解消」に変えられた事や、
精度のより高い尿検査をなるべく行わない方向で議論された事等が次々に明らかにされています。


最終的には、
これらの暴露記事の反響から、
本委員会の山下俊一座長(「放射線量年間100mSv以下は大丈夫」で、
知られる長崎大在籍の教授)他、
委員の大幅入れ替えで幕引きとなります。
でも、
これが県民の「健康被害の低減」に本当に繋がるのかは大変気がかりな所です。


本書には、
記者自身の思惑や疑問を提示しながら、
一つ一つ事実関係を解明して行く、
調度、
刑事コロンボが真犯人に肉薄して行く様なスリリングな面白さがあります。
ただ、
残念なのは、
本書の言う”闇”が、
委員を含む一部の人達に限定されている事です。
「秘密会」を開いたのは勿論、
委員達なのですが、
こうした「秘密会」を通じて調査結果を矮小化し、
あわよくば県民に健康被害は無かった、
もしくは、
被害はあったが原発との因果関係は認められなかった、
等と言わせたい本当の真犯人が背後にいる気がしてなりません。
チェルノブイリ事故では、
甲状腺癌等の健康被害が3年後から増加し始め、
27年経った現在も広がりつつあるようです。
ジャーナリストによる、
長期の監視と調査を是非、
継続して欲しいと思います。
福島原発事故 県民健康管理調査の闇 (岩波新書)

その他の感想

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