余白から感じる「凄み」
はじめに、
家族という立場にあるものからのレビューであることをお許しいただきたい。


本が手元に届いてからも、
私はなかなか本を開く気になれなかった。

怖かったのだ。


父の、
つまりはこの本の筆者の状態はもちろん百%ではない。

ページを繰っていけば、
彼がこれまで積み上げてきたものが、

私の前に立ちはだかる者としての彼が、
崩れ去ってしまうのではないか、

そんな恐れを抱いていたのだ。


杞憂だった。

そこにあったのは、
私にはとても紡ぎ出せない「凄み」のある言葉の数々。

いや、
もしかしたらこれは、
以前の筆者にも書けなかったのかもしれない。


薀蓄をちりばめ、
変幻自在の修飾語を用いながら、
ページを埋め尽くすのが豊穣な表現だとするならば、
この本はそれには当たらないかもしれない。

むしろ、
そのような表現は全てが余白へと沈み、
筆者にとってのその瞬間の全てがこめられている。

少なくとも筆者の生きる「世界」において、
その瞬間、
それ以外の表現はあり得なかったのだろう。


切り詰められた音の数。

他の人が弾いたら、
ミスタッチだと思われかねないフレーズ。

彼の憧れたジャズピアニストを思い出す、
なんていったら笑われるだろうか。

(そういえば、
昔ピアノの先生にこれが弾きたいと父が言ったとき、
「私にも弾けませんよ」なんて笑顔で言われてたことがあったっけ)

病気は誰にでも訪れうることだ。

「病気」とはなんなのか、
「家族」とは「友人」とは、
そして「生きること」とは何か。

誰しも考えたことのあるテーマについて、
文章を書いているその瞬間の筆者にとっての虚飾のない、
研ぎ澄まされた言葉が胸に迫ってくる。

深刻なテーマに思われながら、
どこかにおかしみを含んでいるのは筆者のコラムニスト魂だろうか。


くも膜下出血、
高次脳機能障害の患者・家族の方はもちろん、
今立ち止まって「これから」について考えたい方には、

ぜひお勧めしたい一冊です。
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